患者様から頂きました試料の取り扱いについて
当講座では、癌などの難治性疾患の原因を探求し、新たな治療方法を開発することを目的として、関連病院での生検・手術で患者さまから検査のために得られた組織の一部を利用して研究を行っています。その研究では、Western blot法あるいはPCR法といった手法で組織のタンパク質の発現やRNAの定量などを行っていますが、これらの研究は個人の遺伝情報を得ることを目的としたものではありません。この研究については、北海道大学医学部研究倫理委員会の審査及び許可の下、適切に遂行されており、患者さまのプライバシーを侵害するような個人情報が漏洩することはありません。しかし、自分の組織の一部が研究の使用されることに不安を覚えたり、使用して欲しくないという方は、使用を拒否することが出来ます。当講座の関連病院で検査・手術を受けられた方で、自分の組織が研究に使われているか否かを知りたい、という場合は、主治医を通して、または当講座に直接お問い合わせください。