病理医養成コース
当教室では、医学博士号の資格をもった病理専門医を目指す方のために、下記のようなコースを準備しています。
卒後1,2年次:初期研修
臨床研修病院で研修。北大病院、札幌東徳洲会病院、手稲渓仁会病院、札幌厚生病院など教室関連病院を含む。
3-6年次:大学院博士課程
剖検、病理診断の基礎を学び、臨床病理学のテーマで博士論文をまとめる。解剖医の資格取得。この間、国内関連施設での短期・長期研修、また、海外病理学教室での研修なども可能。終了時、医学博士号取得。
7年次:病理専門医、細胞診断専門医資格取得
同じ病理専門医であっても、皆さんの将来の希望は様々だと思います。①将来は病理医として第一戦の基幹病院で活躍したい、臨床から頼られる病理医になりたい、②できれば大学病院の病理部で働きたい、③できれば、大学医学部の講座に所属して専門の研究分野をもちながら病理診断の腕をみがきたい④専門医資格は将来のために取得はするが、まずは研究に没頭して海外留学、専門研究機関で最先端の生命科学研究に取り組みたい、など多様だと思います。
当教室では、下記のようにこれまで多くの病理専門医を輩出していますので柔軟な指導が可能です。将来の進路に対して随時相談に乗りますので興味のある方は相談窓口info@patho2.med.hokudai.ac.jpまで連絡してください。
教室からの1995年以降の病理専門医試験合格者
(北大医学部病理学第2講座・分子細胞病理学分野・腫瘍病理学教室の大学院修了者。*は教室外で大学院修了した当時教室在籍者)
※病理専門医は日本病理学会ホームページで公開されています
2019年(令和元年) | 谷川 聖、大森 優子、桑原 健* |
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2018年(平成30年) | 湯澤 明夏 |
2017年(平成29年) | 石川 麻倫、中 智昭*、清水 亜衣* |
2016年(平成28年) | |
2015年(平成27年) | |
2014年(平成26年) | |
2013年(平成25年) | 高橋 健太、菅野 宏美 |
2012年(平成24年) | 高橋 秀宗、鈴木 忠樹 |
2011年(平成23年) | 高橋 礼典、山田 洋介* |
2010年(平成22年) | |
2009年(平成21年) | 木村 太一、瀧山 晃弘、市原 真 |
2008年(平成20年) | 宍戸-原 由紀子 |
2007年(平成19年) | 谷野 美智枝*、畑中 佳奈子 |
2006年(平成18年) | 石田 雄介 |
2005年(平成17年) | 西原 広史、尾崎 義丸 |
2004年(平成16年) | |
2003年(平成15年) | 伊藤 しげみ |
2002年(平成14年) | |
2001年(平成13年) | 太田 聡、渡辺 佳明、武井 英博* |
2000年(平成12年) | 篠原 敏也、長谷川 秀樹 |
1999年(平成11年) | 田中 伸哉、鈴木 宏明*、塚本 哲* |
1998年(平成10年) | |
1997年(平成 9年) | 伊藤 智雄 |
1996年(平成 8年) | 後藤田 裕子* |
2005年以降の大学院博士課程卒業生の進路
- 北大医学部特任助教
- 北大病院病理部医員
- 国立感染症研究所研究員
- スローンケッタリング癌研究所研究員(ニューヨーク)
- 札幌厚生病院病理部医師
- 北大人獣共通感染症リサーチセンター研究員
大学・研究所など教育・研究機関の部門長をしている同門の先生
松野 丈夫 先生 | 旭川医科大学病院病院長 |
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安住 典夫 先生 | ジョージタウン大学医学部教授・病理部長(ワシントンDC) |
野島 孝之 先生 | 金沢医科大学病態診断医学分野教授・病理部長 |
望月 直樹 先生 | 国立循環器病センター研究所部長 |
中川 喜直 先生 | 小樽商科大学一般教育系健康科学教授 |
澤 洋文 先生 | 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター教授 |
伊藤 智雄 先生 | 神戸大学医学部病理診断学分野教授・付属病院病理診断科長 |
長谷川 秀樹 先生 | 国立感染症研究所感染病理部部長 |
大場 雄介 先生 | 北海道大学大学院医学研究科細胞生理学分野教授 |
(卒業順)