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外科病理学

外科病理学について

当教室は、北大病院はもとより多くの札幌市内、市外の関連病院と連携して、外科病理診断・剖検・臨床病理検討会を行っています。これらの活動は、全て医学部学生教育・研修医教育に役立っています。

北大内外の剖検や臨床病理検討会(CPC, clinoco-pathologic conferece)には学生さんであれば参加できます。医学部低学年では病気を知ることができ、将来臨床での学習のモチベーションがあがります。また高学年であれば臨床研修病院を決める参考とするには絶好の機会です。CPCに興味のある方は、窓口まで連絡してください。

剖検について

北大病院の病理解剖(剖検)は月交替で分子病理学分野(旧第一病理)と腫瘍病理学分野(旧第2病理)で行われており、北大病院病理部の先生方が適時参加しています。当教室では市中病院の病理解剖も広く行っており合計で年間80件あまりの剖検が施行されています。この件数は病理学教室単独としては全国有数です。在病理専門医の受験資格は剖検40例となっていますので、当教室では無理のないペースで十分なトレーニングを積む事ができます。

剖検数(直近10年)

14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
北大病院* 15 16 16 13 22 12 5 11 16 26
他の基幹病院 57 59 46 38 61 49 34 37 31 27
合計 72 75 62 51 83 61 39 48 47 53

* 腫瘍病理学分野(第2病理)担当分

関連病院について

北海道の臨床病理学の歴史は、北大医学部病理学第2講座(現腫瘍病理学分野)から国立札幌病院(現北海道がんセンター)に臨床病理医として下田晶久先生(北大25期、元旭川医大副学長)が着任したことに始まります。以来、当教室では多くの臨床病理医を輩出しており、現在道内の基幹病院に病理部長として赴任されています。当教室では、大学院生は様々な形で関連病院の先生方と連携して病理学に関する研修を受ける事ができます。