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◆◇北大第二病理メールマガジン 2020年10月 ◇◆
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皆様こんにちは、田中@腫瘍病理(第2病理)です。
メルマガも随分久しぶりとなってしまいました。すみません、コロナ禍で結構大
変でした。皆様もお感じのとおりオンライン会議、CPC、投票など様々あります
が、準備が非常に時間がかかります。オンラインの成否は準備をどれでけやった
かに関わっています。ちょっとした会議でも、対面ならなんとかなっても、オン
ラインでは準備なしは失敗します。そこが中々大変でしたが、今のところは乗り
切りました。昨日も東徳洲会と札幌徳洲会と教室の3箇所をむすんだオンライ
ン+現地集合CPCもうまく議論ができたと思います。剖検報告書はあらかじめ配
布はしますが、臨床の議論が終わり、病理のプレゼンが始まるタイミングでZoom
のチャットで読むことができるパスワードを配信するという、おそらく石田先生
の仕切りがよかったと思います。
一方的に教室のことばかり書きましたが、同門会の先生方、また教室に関係する
全ての皆様はこのコロナ禍をいかがお過ごしでしたか。北大医学部では9月から
5年生の病院実習が非常に慎重な制限下(バイト、部活禁止)のもと始まりました。
3年生の授業も10月5日からアクリル版を設置して、マスク着用で始まります
(病院実習でなければアルバイト禁止ではありません)。
学生講義も再開ですので、それとともにおはようロビンスも再開します。おは
ロビも対面式で行いますが、当腫瘍教室の図書室もアクリル版で仕切ってありま
す。オンライン併用で始めようと思いますがイラスト「おはようロビンス君」が
デビューしました!!!セミプロの学生さんに正式に依頼して作製しました。添
付しますので、是非お見知りおきください。(トップページバナー参照)
病理学会の活動としては、今年から病理学会機関紙Pathology Internationalの
編集長をしていますがコロナ禍のもと投稿が3割増で増えました。病理の先生方
が、出張や会議など雑事にとらわれず学問が進んでいる証拠かと思います。また
分子病理専門医の試験委員長を拝命しておりますが、エキパネ(エキスパートパ
ネル)では毎週、同門の慶應大学西原教授のエキパネにオンラインで参加してい
ます。最前線のがんゲノム医療の勉強をさせてもらており、それが、全国レベル
の制度構築に役立っています。
本日(10/1)、半年振りに北海道から出て広島の癌学会に出席しています。
シンポジウムのみ現地開催、一般演題はオンラインとして参加率を3割に落として
の開催です。若い先生と本当はお好み焼き屋さんに行きたかったのですが皆さん
オンライン発表となっていて残念です。
1つお願いです。
国際病理学会International Academy of Pathology(IAP)の会員の先生には、
是非、本日10月1日にから理事選挙が始まっています。同門の谷野先生が立候補して
いますので、投票できる先生は、積極的にご投票を宜しくお願いします!
今日から北大は、1990年以来30年振りに医学部出身の宝金清博総長が就任します。
北大は140年の歴史ですが、医学部出身者は今総長、廣重総長、宝金総長と
三人目です。腫瘍病理学教室と大変ゆかりのある先生が総長となられましたの
で、是非一丸となって国内、国際的な北大力を高めていければと思います。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年5月 ◇◆
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皆様こんにちは。田中@腫瘍病理(第2病理)です。COVID19には皆様直接・間
接に様々な影響を受けながら日常診療に臨まれていることと思います。北大も対
応レベルが4段階のうちのレベル3ということで、研究活動は大きく制限されて
いますが、一方で講義は黙々とWEB配信により進んでいます。連休明けは今日か
ら再開です。学生さんの姿は見えませんが出席率は連日ほぼ100%です。対面形
式よりもチャットを介して、あるいはGoogle formを介して質問が多く出ていま
す。同門の先生方にも講義室からあるいは病院などからWEB配信で講義を行なっ
ていただいていますが引き続き宜しくお願いします。
北大キャンパスは学生が来ないため教養食堂、生協、医学部食堂などは全て閉鎖
されており静かです。会議は必要性に応じてWEB会議で開催、教室の剖検ミクロ
レビューやジャーナルクラブもオンラインで行っています。
研究関係のミニセミナーもWEBベースでアメリカ、フランス、ドイツなど外国の
先生を交えて行われています。今度On-line banquetが予定されたため、学生さ
んにWEB飲み会のコツをモニタリングしているところです。
北大では衛生学の西浦先生が大活躍ですが、教室同門会会員の北大歯学部血管生
物分子病理学教室の樋田京子先生のご主人北大病院呼吸器外科の樋田泰浩先生
が、算数でコロナ対策のstay homeの大切さを体験してもらおうと考えた企画が
HTBの情報番組
イチオシ!!で紹介されました。
北海道は緊急事態宣言が引き続き継続されますが、大学における研究・教育・病
理について収束後のあり方も見据えながら慎重に対応していきたいと思います。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2020年2,3,4月 ◇◆
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皆様こんにちは。田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。COVID-19の様々な
影響がでていることと思います。同門の遠藤由香先生にはアメリカからいち
早くハーバードの診療プロトコールのサイトをお送りいただきありがとうご
ざいました。すぐに北大病院の対策プロジェクトリーダーにお伝えしました。
教育面では、9日から3年生の病理学講義は全てWEB配信で始めましたがようや
く操作に慣れてきたところです。研究活動も3密を避ける形式で行っています。
病理診断は10鏡は4つ外して、なるべく少人数で行っています。他学部では大
学院生は自宅研究ということもあるようですが、医学では中々難しい状況です。
今朝は、おはよう”WEB”ロビンスでしたが、100期生が初めて6名参加してく
れて合計31名がWEB参加、3名が図書室参加でした。
さて今年度は、教室新メンバーとして、84期の種井善一先生が東京から助教に
着任しました。10年ぶりの帰札です。大学院生として四宮万里絵先生(95期)
が加わりましたが、クラークコースのため1年間は研修医として過ごします。
修士課程には保健学科から山川大輔君が入学しました。また消化器外科IIから
は青木佑麿先生が加わりました。
非常事態下ですが、あらゆる意味で知恵を絞って、研究、教育、病理活動を進
めて行きたいと思います。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2020年1月 ◇◆
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あけましておめでとうございます。田中@腫瘍病理(第2病理)です。2020年が
スタートしました!札幌は本当に雪が少なくて過ごしやすいお正月でした。今年
はオリンピックのマラソンが札幌であり、医学部前を3周選手が走るということ
で今から楽しみです。
12月はクリスマス会では教室員はもとより大勢の皆さんに参加していただきあり
がとうございました。この会は1986年65期の先生方が4年生の時から開催されて
いるものです。66期生として2年目に参加しましたがその盛り上がりに驚いた記
憶がありますが、今は101期生が参加しています。
大学医学部の使命は、最先端の医学研究、質の高い医学教育、最前線の診療で
す。2020年も病理学教室としてスタッフ一同全力で取り組みますので、今年も
どうぞ宜しくお願いします。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年10,11,12月◇◆
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皆さんこんにちは。田中@腫瘍病理(第2病理)です。
寒い札幌も東京オリンピックのマラソン開催決定でHOKKAIDO UNIV.を
世界にアピールする絶好のチャンスとにわかに活気づいています。10
月は医学部創立100周年記念式典が開催され、100年記念館もオープン
しました。教室関係では11月末には、同門会が開催され、西原先生の
慶應大学教授就任のお祝いに多くの同門が駆けつけました。研究面で
は、松果体腫瘍の国際共同研究による新分類が発表されました。71例
の松果体腫瘍の大規模解析の結果です。長嶋名誉教授をはじめ当教室
の歴代の病理医により診断された検体が大きく貢献しました。さらに
年末に向かって研究を進めます。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年7月8月9月 ◇◆
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皆さんこんにちは、田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。すっかりご無沙汰し
ていましたが、お元気ですか。7月は、ロイトン札幌にて第38回札幌国際がんシ
ンポジウムを開催しました。167名(講演者6カ国23名)にご参加いただき
大盛会となりました。各講演に対して若手からの質問がとぎれることなく、マイ
クの前に並びそれを座長が打ち切りながら進めるという光景を久しぶりに見まし
た。また、8月にはシャトレーゼ・ガトーキングダムにて第16回日本病理学会
カンファレンスを開催しました。南は九州・沖縄から、日本全国の先生、学生さ
んら128名に参加いただきこちらも大盛会でした。病理をとりまく最新のテク
ノロジーについての討論でしたが、どの演者も素晴らしい最前線のご発表で、大
変刺激的なカンファレンスとなりました。夜も遅くまで懇親会が続き、交流も深
まり新しい共同研究の輪もいくつも生まれました。ご参加いただいた皆様に感謝
します。
今年は北大医学部100周年ということで、記念式典は10月12日ですが、プロ
ローグとして7月27日には本庶佑先生の記念講演会がフラテホールで開催され
300名を超える参加者で満席でした。
100周年記念会館も完成が近づいてきており、寄附も4億5000万円を超えていま
すが、幸いまだ右肩上がりです。会館建設で約5億円かかりますので、未来の若
手支援のための基金設立のためにはあと1億円は必要です。腫瘍病理学教室は若
手支援のために100万円を寄附して、先日医学研究院長から感謝状を受け取り
ました。
病理の講義、実習、演習は前期に集中していますので、後期は研究と論文執筆に
力点を置いて学術活動を進めていきます。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2019年6月 ◇◆
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こんにちは、腫瘍病理(第2病理)の田中です。大学は今日から3日間北大祭です。
医学展では、数年前から学生さんが自主的に、「病理コーナー」を設けています。
市民に向けて病理の視点から病気について啓蒙したいということで、教室では顕微
鏡や標本を貸し出して全面的に協力しています。おそらくは病理医が主人公のドラマ
「フラジャイル」の影響と思われます。喫煙、アルコールはほどほどに、という趣旨
で、肺がん、肝硬変の説明が行われています。毎年人気で小学生の親子がいつも列を
なしています。面白そうなので並んでいると1年生が、肺がんについて説明してくれ
ました。
3年生向けの病理学の系統講義もそろそろ終盤で、昨日は東大衛生学教授の石川俊平
先生に講義に来ていただき、がんゲノム医療のについて基礎から最前線までわかりや
すく講義をしていただきました。夕方の教室セミナーでは胃がんのシングルセル解析
技術を用いた最先端の病理学のデータ(テスニープロットでの組織分析)は感動的で
した。
がんゲノム医療では、今週から保険診療が開始されましたが、タイムリーに国立がん
研究センターで活躍中の同門の高阪真路先生が日経新聞電子版に6月6日付で掲載され
ました。(左から東大副学長宮園先生、東大教授油谷先生、コニカミノルタ社長、
高阪先生)。東大病院のTOPパネル開発に深く関わってきた高阪先生の仕事が認めら
れた結果の記者会見です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45771090W9A600C1X12000/
油谷教授と高阪先生は7月の札幌国際がんシンポジウムでご講演いただく予定ですので
興味のある方は是非ご来場ください。
第38回札幌国際がんシンポジウムプログラム
同門の先生のご活躍についてご報告が遅れましたが、4月から国立感染症研究所所の
長谷川秀樹先生が、同インフルエンザ研究センター長に任命されました。国の中心機関
のトップレベルの研究所でさらに重責を担われます。しばらくは感染病理部も兼務との
ことです。また4月から太田聡先生が関東中央病院の病理部長に就任されました。歴史と
伝統のある病理部でのご勤務です。蔵書の中の「緒方知三郎原著、病理組織學を學ぶ人々
に」昭和27年第14版をご紹介いただきました。
北大の人事関係は先週放射線科の教授に、青山英史先生(新潟大学教授、北大70期)が
選出されました。今後、核医学、循環器外科、脳外科、組織学、微生物学、薬理学の教授
選考が進む予定です。
今年は、2年振りに7月に長嶋杯・西原杯が開催される予定です。奮ってのご参加をお待
ちしています。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年5月 ◇◆
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みなさんこんにちは。北大腫瘍病理の田中です。北海道もようやく梅も桜も一気
に咲き、医学部周辺の構内もようやく春めいてきていますがいかがお過ごしで
しょうか。今日から春の病理学会総会が東京国際フォーラムではじまっており、
東京からです。
4月は教室も新人が増えて8日(月曜)には出入りの学生さんも含めて36名の大歓
迎会でした。また、学生講義もはじまりました。すでに澤洋文先生、伊藤智雄先
生、後藤田裕子先生、市原真先生、武井英博先生、篠原敏也先生と多くの同門の
先生に講義にお越しいただきました。
65期の学生さんから始まるおはようロビンスの勉強会も今年で99期の学生さ
んが3年生となっており35年シーズン目です。今週も大型連休明けにもかかわ
らず24名の学生さんが朝の講義前教室に集まりコーヒーを飲みながら皆で勉強し
ました。図書室は満杯で嬉しいことですが、学生さんにはやや狭苦しい思いをさ
せて申し訳ないというところです。
4月から同門の先生も新たな場所でご活躍とのご連絡もいただきました。西原広
史先生が慶應義塾大学医学部 臨床研究推進センター 教授兼務の医学部腫瘍セン
ターゲノム医療ユニット長として、慶應大学のテニュアトラックの正教授に昇任
されたとのことでした。また、宍戸(宍戸–原)由紀子先生は京都府立医科大学
大学院医学研究科分子病態病理学准教授として、関西に軸足を移されるとのこと
でした。
【お知らせ】
(1)7月12、13日(金土)に第38回札幌国際がんシンポジウムを主催します。
「統合がん解析:サイエンスが創る最新の診断・治療」をテーマに討論します。
基礎研究から、幹細胞、ゲノム、イメージング、機械学習、パネル検査などがト
ピックスです。研究が臨床に展開する状況を若い人に統合的に学んでもらいたい
と考えています。
ポスター発表締め切り:5月17日
URL: http://patho2.med.hokudai.ac.jp/scs2019/
(2)8月2、3日(金土)には、第16回日本病理学会カンファレンスをガトーキ
ングダムサッポロで開催します。テーマは「テクノロジーとともに発展する病理
学」として11名の演者に最新の研究について紹介してもらいます。
ポスター発表締め切り:6月7日
参加登録締め切り:7月1日
URL: https://16th.jspc.academy/
どちらも医学部生、大学院生など大歓迎です。またポスター発表もありますの
で、奮ってのご参加をお願いします。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年4月 ◇◆
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皆さん、こんにちは!北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。
新年度が始まり1週間経ちました。皆様はいかがお過ごしですか。
この春医学部には101期の学生さんが入学しました。病理学の系統講義も
始まりあっと言う間に1週間が過ぎました。春から教室には、新たに8名
加わりました。WPI-ICReDD(ダブルピーアイ・アイクレッド:
URL
https://www.icredd.hokudai.ac.jp )のTANAKA Labの特任
准教授として京大の松田道行先生の研究室から今城正道先生が、京大の西田
研からは廣田聡先生がポスドクとして着任しました。幹細胞、イメージング、
再生医療をキーワードに研究を開始します。博士の院生として整形外科所属
の甲斐原拓真先生と清水寛和先生が加わり新しい切り口でがん研究を開始し
ます。修士には宮崎了輔君、鉢呂彩花さんが加わりました。金沢大学卒の孫
雁鵬君も生命科学院修士ソフトマター専攻として入学しました。津田先生が
指導教官です。教授秘書も交代で、須藤香さんが再登板です。菱川美恵子さん
も改めて実験助手として動物実験を引っ張ります。教室に常時在室するメンバ
ーは秘書さん、技師さん含めて29名と増えました。
今年は、7月12、13日(金土)に第38回札幌国際がんシンポジウムを主催し
ます。アメリカ、ドイツ、韓国、中国、台湾、シンガポールから外国人9名を
含む23名のスピーカーが参加して、「統合がん解析:サイエンスが創る最新の
診断・治療」をテーマに討論します。基礎研究から、幹細胞、ゲノム、イメージ
ング、機械学習、パネル検査などがトピックスです。研究が臨床に展開する状況
を若い人に統合的に学んでもらいたいと考えています。
URL:
http://patho2.med.hokudai.ac.jp/scs2019/
8月2−3日(金土)には、第16回日本病理学会カンファレンスをがトーキング
ダムで開催します。テーマは「テクノロジーとともに発展する病理学」として
11名の演者に最新の研究について紹介してもらいます。
URL:
https://16th.jspc.academy/
どちらも医学部生、大学院生など大歓迎です。またポスター発表もありますので、
奮ってのご参加をお願いします。
今年の春からサッカー部の顧問を退官された松居先生から引き継ぎました。後輩
たちを盛り上げていきたいと思いますのでご関係の皆様はどうぞ宜しくお願いし
ます。引き続き空手部の顧問でもありますが、こちらは中嶋師範に頑張ってもらっ
ています。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2019年1,2,3月 ◇◆
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皆様こんにちは。北大腫瘍病理の田中です。札幌もようやく道路の雪もほぼ
なくなりかけていますが、いかがお過ごしですか。このメルマガもご無沙汰
しており2019年初です。
2月は医学部の学生さんが6名基礎配属実習にきて、その間CPCを北大内外の
病院で多数開催しましたので同門の先生方に大変お世話になりました。
2月末には恒例の温泉&スキー旅行に総勢15名で行きました。富良野スキー
場は久しぶりでしたが、快晴で雪質も良くて絶好のスキー日和で随分楽しめま
した。幹事の小田先生ご苦労様でした。
学位のシーズンですが今年は循環器内科医の小西先生が社会人入学として当
教室に来ていましたが無事に博士号を取得しました。春からは北大循内で研究
継続です。
今年は、7月12、13日(金・土)に札幌国際がんシンポジウムをロイトン
札幌ホテルで開催します。また8月2、3日(金・土)はガトーキングダム札幌で、
病理学会カンファレンスを開催します。現在どちらもホームページの開設・
ポスター作成など大詰めです。完成後にあらためて御案内します。これら2つの
イベントでは多くの同門の先生にも様々な面でお世話になっています。
この春は人の動きが活発になりますが、まず人事往来の第1弾として、3月16日
には歯学部の口腔病理学教室(現在は、進藤教授の後任として樋田京子先生が、
血管生物分子病理学教室として主宰されていますが)の研究員のハビバさん(バン
グラディシュ出身の歯科医)が、外国人特任助教として、3年間当教室に採用と
なります。
これまで大学院生の居室は比較的ゆったりとしたスペースが確保できていたの
ですが、春から嬉しいことに人が9名新人が増えますので、今回3席増やして
秘書を入れて19席となりました。あとは教授室1席、教員室4席、技師室4席、
また別室に6席借りましたので、総計34席でのスタートの予定です。片付け、
整理整頓が大変ですが、王隊長の元突貫工事で行なっています。
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◆◇北大第二病理メールマガジン 2018年11月&12月 ◇◆
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Merry Christmas!
北大腫瘍病理の田中です。皆様いかがお過ごしですか?
札幌はすっかり雪でホワイトクリスマスです。2015年の4月にはじめたこの
メルマガも順調に月1回発信していたのですが、不覚にも先月スルーしてし
まい、今回合併号です。まずは11月24日(土)には第2病理同門会が開催
されました。田島名誉会長、北野会長、長嶋名誉教授はじめ40名の皆様に
お越しいただき、新人歓迎も含めて親睦を深めることができました。また
今年の長嶋賞は石川麻倫先生、小西崇夫先生が受賞されました。おめでとう
ございます。また12月20日(木)には2病恒例のクリスマス会が開催され、
今年も特に学生さんや同門の先生や現教室員のお子様にも多数参加してもらい、
エセ芸術家を当てるチーム対抗ゲーム(なかなか面白かった!)やビンゴ大会
(珍しく当たった!)で大いに盛り上がりました。
今年は英文論文26編、学会発表68件、病理解剖81件、病理診断約5,000件と
多くの成果を挙げることができました。これは現教室員、同門会会員、医学部、
関連病院はじめ全ての教室関係者の皆様のお陰と感謝しています。
北大医学部も今年は、呼吸器内科学、小児科学、核医学の教授が退官されてい
ますが、来年は脳外科学、循環器外科学、神経内科学、感染症学、組織学の
教授がご退官予定です。教授会の雰囲気もここ2年で大きく変わろうとしてい
ます。
今年も残すところ数日となりました。来年も医学部・他学部の各先生と緊密な
共同研究を行い第2病理から新しい知見を世界に発信していきたいと思います。
では、皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年10月 ◇◆
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皆さん、こんにちは、田中@腫瘍病理(第2病理)です。
今月は、大森優子先生(現東北大学助教)の学位論文がGastroenteology誌
(IF=20.4)にアクセプトされるという嬉しいニュースがありました。大森先生は
手稲渓仁会病院の病理診断科に勤務しながらの研究でしたが、病理検体をNGSで
解析して膵癌の新しい発生メカニズムを明らかにしました。谷野先生の人脈で、
東徳洲会病院医学研究所の水上先生(現旭川医大准教授)と連携ができて、渓仁
会の症例、北大のマイクロダイセクション、東徳洲会病院の研究所でのNGS解析
と共同研究の成果です。北大・旭川医大・東徳洲会病院・手稲渓仁会病院・東北
大学とAll北日本から世界へ発信できました。
10月6日には第8回の迅速免疫染色研究会が秋田大学で開催されました。同門の
伊藤智雄先生も参加されていました。いよいよ自動機発売に向けて大詰めの状況
です。この自動機が発売されて普及すれば術中迅速診断時の病理医のストレスも
軽減され、正診率も上がり患者さんにも有益です。今後の発展を期待します。
10月20日は同門の中村仁志夫先生が主催された「マカランを飲む会」にご招待い
ただきましたが、札幌ロータリークラブの地区大会(小山司北大精神科名誉教
授・ガバナー主催)のため失礼しました。長嶋名誉教授や教え子の保健学科の元
学生さんらが多く出席されたとのことです。中村先生は、0歳から25歳までは
お酒を飲まず、25歳から50歳までは飲酒期間、50歳から75歳までを禁酒
期間と自ら設定され、今回めでたく75歳を迎えられ、飲酒再開とのことで本会
の開催となりました。四半世紀ごとの行動計画、医学の現役の学生さん、計画立
案まだ間に合います!
翌21日日曜日は、谷野美智枝先生の旭川医大主催の教授就任祝賀会でした。吉田
学長はじめ病院長、同僚教授、谷野先生の同級生、ご友人などが多数参加してお
り、とてもなごやかな会でした。「2病女子会」をまとめていた先生の人柄など
差し支えのない範囲でエピソードを皆さんにご披露しました。
学問の秋も佳境に入ってきました。論文の執筆に一層努力したいと思います。ま
た11月末には同門会が開催されます。同門の皆様は、同門会でお会いしましょう。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年9月 ◇◆
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皆様こんにちは、田中@腫瘍病理(第2病理)です。いかがお過ごしですか。
9月6日の胆振東部地震で被災された方々には改めましてお見舞い申し上げます。
教室の地震による物理的影響は比較的小さなものでした。ですが停電のためdeep
freezerの非常電源とそのエネルギー源の軽油確保が大変でした。約40時間の
停電でしたが非常電源が稼働できたため結果として大きな被害は免れました。こ
の間、教室内外の皆様から支援の申し出でをはじめいろいろとご心配、激励等の
ご連絡をいただきありがとうございました。
9月1日(土曜日)は標本交見会でしたがその後交見会50周年記念の祝賀会を深
澤会長のもと開催されました。医科歯科の北川理事長がこられていましたが、長
嶋名誉教授と東大・医科歯科の野球の定期戦で長嶋名誉教授にうまくなったなと
褒められた話をご披露いただきました。長嶋名誉教授も笑顔で応じていました。
9月21日(金曜)は、療養中であられた高橋達郎先生(48期)がご逝去され
ました。北海道がんセンター、旭川医科大学、斗南病院、日鋼記念病院、釧路労
災病院と通じて病理医のあり方を常にご教示いただいていました。謹んでご冥福
をお祈りいたします。
9月23日(日曜)から27日(木曜)までICN2018(国際神経病理学会2018)
が京王プラザホテルで開催されました。25日から25日までは日本脳腫瘍病理
学会も合同開催されたため大盛況で、過去最大の900名を超える参加者がいま
した。その中で谷川先生がYoung Poster Awardを受賞しましたことは喜ばしいこ
とです。大学院1年の小田先生の場尾に発生した形質細胞腫のポスター発表も世
界で殆ど報告がない稀なケースとして認識されましたので論文にしていきたいと
思います。
昨日9月27日は国際学会で東京でしたが、教室では、児玉譲二名誉教授の病理
解剖が行われました。児玉教授には医学部に入学してはじめに骨学をご教授いた
だきましたが、温和なお人柄が忘れられません。謹んでご冥福をお祈りいたしま
す。
ようやく医学部3年生の夏休みも終わり10月から後期が始まります。病理学、
病理学実習、病理学演習は全て前期で終了しています。教室としてはおはようロ
ビンスがまた再開します。おはロビをきっかけに病理診断、病理研究、基礎研究
に教室に多くの学生さんがそれぞれ集り研鑽を積んでいます。一昨日、長嶋名誉
教授にご指導いただいた下記の症例報告がPathology Internationalに受理され
ました。難しい脳腫瘍の症例に対して分子診断の重要性を強調したものです。引
き続き論文の出版を目指していきたいと思います。
Ishida Y, Tsuda M, Sawamura Y, Fujii K, Murai H, Horiuchi N, Orba Y,
Sawa H, Hall WW, Nagashima K, Tanaka S. "Integrated diagnosis" of
pilocytic astrocytoma: molecular diagnostic procedure for an unusual
case. Pathology International, 2018, in press.
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年8月 ◇◆
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こんにちは、田中@北大第2病理(腫瘍病理)です。
(学会活動)
今月は8月3、4日と、日本病理学会カンファレンスのために犬山に行ってきま
した。40度を超える記録的な猛暑の中、若手病理医と勉強する貴重な会でし
た。来年は世話人のため、運営状況を把握するため津田先生、石田先生、戎君、
松田さん+医学部2年生の中村君と皆で参加しましたが、来年の会場は皆様の強
いご希望で北海道開催となりました。会のあと、酷暑の中皆で犬山城に行き、天
守閣に登ったこともいい思い出です。
(社会への教育活動)
8月6、7日は北大医学部のオープンキャンパスでしたが、朝7時から並んでお
り9時の時点で440名sold out!(無料ですが)で驚きです。病理部も見学コー
スで同門の岡田先生をはじめ皆様に頑張ってもらっています。2日目は谷川先生
が顕微鏡模擬実習を行い、王先生が模擬実習を行いました。
(社会への啓蒙活動)
8月25日にはHANSIN健康メッセで病理医のプレゼンスを関西の小学生に知っても
らう病理学会の活動に参加しました。元締めの伊藤智雄先生、24日には市原先
生、25日には畑中佳奈子先生も参加して活躍しており、病理学会の公式活動
(社会への情報発信委員会)ですが、北大2病理パワーを感じました。
(医学部教育)
すでに6年生の「臨床病理学」が始まっており、学生さんは病理で学生としての
勉強を締めくくっています。本講義では特に札幌厚生病院後藤田先生、北海道が
んセンター山城先生にもご担当いただいていますのでこの場をかりて御礼申し上
げます。
(同門会)
昨日同門の38期の小野寺功先生(2病→1外→西札幌→長万部→平和病院)が
こられて、昭和10年代初期の義理のお兄様(名古屋大学組織学)の正常組織標本
を木箱2つお持ちいただきました。貴重な学術資料をいただきありがとうござい
ました。小野寺先生は1年間教室にいらして安保教授、恩村助教授の時代だった
そうです。
9月1日は、交見会です。50周年の記念の会となりその後祝賀会ですので日本
病理学会理事長の北川昌伸先生に特別講演をお願いしました。有意義な会になる
ことを願っています。
明後日からはいよいよ9月、学問の秋にしていきたい(溜まっているデータを論
文にしていきたい)と思います。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年7月 ◇◆
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。猛暑ですが皆様いかがお過ごしですか。
今年は大雨、台風など自然災害が起こっていますがいろいろ影響を受けているか
と思います。今月はじめに7月6日に佐賀大学での分子病理研究会に参加したので
すが、福岡から佐賀に向かうJRが大雨のため新鳥栖駅で全て止まり、一夜を駅舎
で過ごす覚悟をしたのですが、会長の青木先生が3時間かけて自家用車でレス
キューに来ていただき事なきを得ました。おかげで市原先生の特別講演も楽しく
拝聴できました。
教育面では、7月で病理学、実習、演習と全て終了して一段落です。おはようロ
ビンスも1年半通った学生さんにはロビンス賞(刻印入りの万年筆を副賞)を受
賞しますが、過去最多の10名でした。IFMSA(国際医学生連盟)の短期留学生が
台湾から、また医学部と契約しているUAEの大学から、どちらも女子学生さんが
滞在して、病理研究(脳腫瘍のゲル培養や病理検体からのH3K27Mなどの遺伝子解
析など)に親しみました。
病理面では、今月から剖検担当技術員として中瀬さん(その前は小川さん)の後
任として宍戸さんが着任しました。キャリアが20年以上のベテランの病理の技
師さんなので、とても助かっています。これから宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年6月 ◇◆
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こんにちは。田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。2018年もあっという間に半
分終了ですがいかがお過ごしですか。
今月は1-3日には臨床細胞学会が、21-23日には病理学会総会が札幌で開催されま
した。多くのご関係の先生がいらして交流があったかと思います。我々も病理学
会の前日に「次世代病理技術講習会」を北大で開催しました。AI病理診断(石川
俊平・医科歯科大)とがんゲノム解析(イルミナ社)を体験する30名限定の会で
したが100名の応募があり、レクチャー(竹内賢吾・がん研/西原広史・慶応大
/畑中豊・北大/西村邦裕・Xcoo社)のみの参加と合わせて72名の申し込みとな
り大きな反響がありました。石田先生はpythonでプログラムを組み厳正な抽選を
行いました。
病理学会総会は、スローンケッタリングのMarc Ladanyi先生(長井先生、津田先
生、高阪先生が留学)に特別講演に来ていただきました。1万例のゲノム医療の
結果を話していただきました。講演後、洞爺・登別の旅に津田先生、王先生に連
れて行ってもらい満足されたようです。一緒にクマ牧場に行きましたが喜んでい
ました。病理学会総会学生ポスターでは3演題出しました。倉井君、山下さん/
伊勢君、飯田君/植田さん、皆さん素晴らしい発表でした。
今月末医学部3年生の病理学の系統講義が終了しました。御協力いただいた先生
方ありがとうございました。また8月から6年生の臨床病理学が始まりますので
宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年5月 ◇◆
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皆様こんにちは、田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。札幌もようやく暖かく
なってまいりましたがいかがおすごしですか。16日には医学部図書館前のお花が
満開でバーベキューを開催しました。お子様や学生さん達も多く参加してくれて
とても盛り上がりました。
人事:5月1日より谷川聖先生が助教となりました。谷川先生は神経病理を専門
として進んでいます。また大房(本城)明実さんが週3回パート勤務で秘書業務
のお手伝いに復活しました。主に同門会関係の事務に力を入れてもらっていま
す。これまで同門会の事務がやや手薄で同門会会員の先生方には不自由をおかけ
したことも多かったかと思いますがこの場をおかりしてお詫びします。
病理:今年度は北海道病理会の標本交見会の世話人をさせていただいていおりま
す。50周年の記念の年だそうです。19日にフラテ会館で第1回でした。演題が
集まらず後藤田先生に依頼して市原先生に出してもらいました。ガス壊疽菌の剖
検症例を用いてdiscussionをとても盛り上げてもらいました。参加者も皆大変満
足していました。
研究:癌ゲノム診断時代となりましたので、全国の状況を勉強するために今週土
曜日26日にフラテホールで、癌談話会シンポジウム「癌ゲノム診断」を旭川医
大の内科の水上准教授とともにお世話をさせていただき開催します。西原先生は
じめ国立がん研究センター、がん研などから一線で活躍する先生が講演する予定
です。ご興味ある方はポスターを添付しますのでお立ち寄りください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年4月 ◇◆ vol.37
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。
すでに新年度に入っていますが皆様いかがお過ごしですか。北大医学部では、
100期生の入学式がありました。
教室にも新メンバーが加わりました。博士課程には小田義崇先生が研修2年を
修了して入学しました、また修士課程には岸田佳倫さん、戎(えびす)優樹君の
2名が保健学科から加わりました。技術員としては、藤井恭子さんが北大病院
から加わり、毛利さんも復活しました。教授秘書として、畠中智子さんが新たに
採用となっています。また、博士課程を修了した鈴鹿淳先生が特任研究助教に、
谷川聖先生が学術研究員となっています。
4月から3年生の病理学の講義もはじまりました。同門の先生方にも講義に来て
いただきますが宜しくお願いします。おはようロビンスも65期の先輩から始まって
いますが春からは3年生(98期)の学生さんが多数参加しており活気付いています。
また、これまで毎年新人向けに、病理と研究の基本的事項についての集中ミニ
セミナー(BootCamp)を行ってきましたが、今年からは、北海道大学病理専門研修
プログラムの一環として教室の連携施設全てにBootCamp2018のご案内を差し上げ
ましたところ、神戸大学の専攻医の先生も興味をもって参加されており、大学と病院
の連携も深まりなによりです。
今年度も、研究・教育・病理と3つの柱がダイナミックに連動して成果を挙げて行く
「ダイナミック・パソロジー」を目指します。同門の皆様にはご支援をお願いします。
また若手の皆さんは一緒に頑張りましょう。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年3月 ◇◆ vol.36
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。
3月になりましたがまだ札幌もなかなか春めいてきませんが皆様はいかがおすご
しでしょうか。4日は谷野美智枝先生が旭川医大の教授に就任予定(5月1日)
ですので、一足先に同門でご栄転をお祝いする会を開催しました。古巣の第1内
科の西村正治教授はじめ学生さんを含めて70名を超える盛会でした。
(教育)
2月は医学部3年生の配属実習が行われ5名の学生さんが1ヶ月それぞれのテーマ
で勉強していました。ちょうど同門の岡野文雄先生から差し入れのみかんが届き
学生を含め皆大喜びでした。実習の間学内外のCPCでは同門の先生方に大変お世
話になりました。ありがとうございます。実習後は冬の教室温泉&スキー旅行に
15名でニセコのヒラフに行きました。ワイス保亭留は温泉も夕食も大変充実し
ており皆満足でした。
(人事往来)
5日月曜は大送別会でした。谷野先生は旭川医大へ、大森優子先生は博士課程を
修了して東北大病理へ、耳鼻科からきていた安川先生は旭川市立病院へ、修士課
程の九笹めいさんは京都府立医大病理部で検査技師として、北崎アリサさんは札
幌東徳洲会病院臨床研究部で研究補助の技師としてそれぞれ就職が決まっていま
す。5年間勤務した竹浪智子さんも期限終了、1年間遺伝子検査を専門とする技
術補助員の孫さんは先端生命科学院へ異動です。秘書の武田さんも交替となりま
す。
(研究)
10日土曜日は第22回北海道脳腫瘍懇話会(田中伸哉当番世話人)が開催され
ました。特別講演に名古屋大学の夏目敦至先生、国立がん研究センター市村幸一
先生をお迎えして、最先端のゲノム脳腫瘍診断、分子病理診断のlectureと
discussionで盛会でした。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年2月 ◇◆ vol.35
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。札幌も寒い日が続いていますが皆様い
かがお過ごしでしょうか。
(教育)今月は基礎配属実習で、学生さんが5名が1ヶ月の予定で来ています。
それに合わせてCPCも学内・学外を含めて7回組んでいます。渓仁会では古田先
生、篠原先生に学生さんを歓迎していただきました。また今週は製鉄記念室蘭
病院に行きますが藤田先生にセットしていただきました。同門の先生方にはい
く先々でお世話人なっています。
(研究)学生さんはおはようロビンス、配属実習などを通じて教室とかかわるよ
うになり、その後も数名は病理に、研究に教室に通うようになりますが、2年前
から研究組は「Mミーティング」と称する津田Masumi先生が指導する医学部学生
研究ミーティングを毎週開催しておりそこに参加しています。研究成果は昨年は
分子生物学会で3名がポスター発表を行いました。また先週、6年生の上遠野さ
んが筆頭で執筆した論文をPathology Internationalに投稿しました。骨化のあ
る大腸癌の癌部と骨形成部から遺伝子解析を行いBMP2が骨化部で増加し、その
ことで間葉系幹細胞から骨芽細胞を誘導するということを見出したものです。あ
と2名の6年生の秋山さんと鍋島くんも英文筆頭論文の準備中です。医学部生に
英文論文を筆頭で執筆させることを教室の教育の目標の1つにしていましたので
嬉しいことです。
(Special)
・ 2017年の4月から瀧山晃弘先生が文教大学教授に就任されていますが、
今月2月10日には祝賀会の予定です。文教大学にはピアノ室があるとのこと、
ピアニストとしてもご活躍の瀧山教授にはとてもいい環境で学術・教育活動を展
開されているようです。研究成果としてScientific Repotsに数学のガウス理論
を病理診断に応用した素晴らしい論文を発表されています。
・すでに同門の先生にはお手紙をだしていますが、この度谷野美智枝先生が旭川
医大病理部教授に決定しました。下田晶久先生にはじまり、高橋先生、藤田先
生、村岡先生、武井先生、そして松野丈夫先生と第2病理の同門の先生が伝統を
築かれて来た大学ですので、そこに教授で栄転することは大変喜ばしいことで
す。谷野先生の益々のご活躍を祈念します。お祝いの会は3月4日に開催予定で
す。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2018年1月 ◇◆ vol.34
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あけましておめでとうございます。北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。
大学は暦どおりの比較的短いお正月休みでした。今年は近くの烈々布神社で
大吉、と幸先の良いスタートとなりました。皆様はいかがでしたでしょうか。
中には本日から始まった方もいらっしゃることと思います。
今日からおはようロビンスも再開しました。アナウンスをすっかり忘れていた
のですが、たくさんの学生さんが来てくれました。パンとコーヒーは定番です
が、最近ではバナナと毎回ちがう手作りサンドイッチが話題で、今日はゆでた
まごがまるごと1個はさんであったのは斬新でした。
4月から標本交見会のお世話をさせていただくことになっています。ざっくば
らんな雰囲気で若手がどんどん発表するような楽しい会にしていきたいと先ほ
ど会長の深澤先生と話をしていました。北海道支部は交見会50周年にあたる
ということで9月1日には記念の会が企画されているようです。
学会関係では、6月に第1病理の笠原先生が病理学会を開催されます。北大の
主催は2014年に第93回を長嶋先生がされて以来です。前日に、研究推進委員
会として、初心者向けのゲノム診断と人工知能診断を体験できるドライの実習
を企画しています。30名限定で今ポスターを作っていました。若い人に興味
をもってもらえるといいのですが。また、年末には理事選挙があり2期目の挑
戦でした。電子投票となり投票率が上がり厳しい選挙でしたが投票いただいた
皆様のおかげでなんとか当選させていただきました。実験病理と臨床病理がと
もに発展するように引き続き全力を尽くしたいと思います。
それでは皆様今年も宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年12月 ◇◆ vol.33
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皆様年末を迎え札幌も昨日から一段と寒くなっていますがいかがお過ごしです
か。一昨日同門の篠田悠一先生の記事が道新に掲載されていましたので添付し
ます。医療面で地域に貢献することはもとよりさらに地域に文化を根付かせて
貢献された御様子がよくわかりました。篠田先生に続く後輩が医学部から育つ
ことを期待します。
12月21日木曜日は恒例のクリスマス会でしたが、教室員、ご家族、学生さ
んらが数多く参加して、ゲームにビンゴ大会と大変盛り上がりました。北野同
門会長もケンタッキーの大きなバーレルを2つも差し入れしていただきありが
とうございました。また多くの皆様に差し入れをいただきましたのでこの場を
かりて御礼申し上げます。
12月は2週目に分子生物学会と生命系の学会の合同のConBio2017が神戸で開
催されました。病理学会を代表して「病理を活用したがん研究の面白さ!」と
いうシンポジウムを癌研の竹内賢吾先生と組みました。中で津田先生がゲルの
話を発表しました。また大学院4年の鈴鹿君が詳しい内容のポスター発表を行
いました。今回は、医学部の学生さんも3名、鍋島君(6年)、石塚君(4
年)、青山さん(4年)が日頃の研究成果を発表しましたが、学生枠ではない
ので容赦なく質問攻めでしたがしっかり答えていて大変立派でした。学会では
じめて、ニボルマブを開発した本庶佑先生、iPS細胞を作成した山中伸弥先生の
講演をお聞きしましたが2者それぞれ異なるサクセスストーリーに感銘を受け
ました。
研究面では、ゲルを用いたがん研究の特許を国際出願するためのJST(科学技術
振興機構)からの支援に採択されました。次は1年以内に支援企業選びが必要で
すが、これがなかなか大変です。こはぜやさんと一緒に陸王を履いてなんとか
国際マラソンで優勝したいものです。
あと数日で今年もおしまいです。一年間ありがとうございました。来年もよろ
しくお願いします。
それでは皆様良いお年を! 田中
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年11月 ◇◆ vol.32
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腫瘍病理の田中です。札幌は今朝マイナス3度と真冬並みの寒さですがいかが
お過ごしですか?只今教授会が終了しましたが、本日より新メンバーとして
免疫学の小林弘一教授、耳鼻科の本間明宏教授が加わりました。
11月25日土曜日の同門会はお疲れ様でした。今年は牧先生、石倉先生、
篠田先生、勝木先生がご逝去されるという同門会にとっては悲報が多い年でした
が、会には多くの同門の先生が集まり、また忘年会の中で、長嶋先生の喜寿を
皆でお祝いできたことは良かったと思います。
今年の長嶋賞は旭川医大病理部で活躍中の湯澤明夏先生(Modern Pathology)と
アイマン・エリマンスリ先生(Oncotarget)でした。アイマンはリビアからの
留学生で2年前に学位を取得し、現在スウェーデンでポスドクとなり、
スウェーデンの医師国家試験に先月合格したとのこと。来年から研修をはじめて
2年後には病理医になる予定で相変わらずとても元気でした。スウェーデンでは
サラリーが外科医の次に病理医はいいらしく、デジタルパソロジーで仕事も家で
楽々だそうです。
明後日12月2日は、北大で第50回の日本神経病理学会北海道地方会の
予定です。特別講演は、宍戸−原先生が東京から来られてJC研究、PML研究に
ついて話される予定で楽しみです。
12月21日木曜日は、教室恒例のクリスマス会の予定です。毎年、教室員
ばかりではなくてご家族、関係者、医学部の学生さんなども多数参加して
ビンゴ大会などで盛り上がります。道内の同門の先生には郵送でご案内を出して
いますが、道外の先生も来札のご予定があれば是非ご参加下さい。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年10月 ◇◆ vol.31
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みなさんこんにちは。田中@腫瘍病理(第2病理)です。北大構内の紅葉もそろ
そろピークかと思っているうちに、台風一過、急に気温もさらに下がりみぞれと
なっておりましたが、いかがお過ごしですか。
(教育)医学部3年生の講義がスタートしました。おはようロビンスも再開して
10名を超える学生さんが来てくれていて、3年生が中心ですが、1年生や2年生も
数名加わっています。このような学生さんのうち何名かは病理の学会発表や研究
に興味をもってそれぞれが有効に教室を活用して成果を挙げていきます。今年
は、12月の分子生物学会に、5年生、6年生が一般演題として4名も研究発表をす
る予定です。
(研究)先日、瀧山先生の病理画像をフーリエ変換を使って解析した論文が
Scientific Reportsにアクセプトされました。数学科出身の病理医ならではの成
果です。今後ますます独自の世界を切り開いていって欲しいと思います。今月
は、病理談話会、癌談話会があり、大学院生が中心となり日頃の研究成果を発表
しました。また津田先生・鈴鹿君がCold Spring HarborのCancer meetingで発表
を行いました。
(病理)昨年脳腫瘍病理のWHO分類が改訂され、それを受けて、今年は脳腫瘍病
理アトラス第4版(日本脳腫瘍病理学会発行・医学書院)、外科病理診断シリー
ズ・脳腫瘍(文耕堂)が発行されましたが、西原先生、谷野先生、畑中先生、岡
田先生、湯澤先生が教室から執筆者として加わっています。教室の日々の病理診
断の結果が美しい組織写真とともに掲載されており、多くの若者・初学者がこれ
らの本で学ぶことになります。また、同門の宍戸—原先生も執筆者となっていま
す。
(人事往来)11月1日から、西原広史先生は慶應義塾大学医学部特任教授・病院
腫瘍センター ゲノム医療ユニット長として着任される予定です。北海道がんセ
ンターの外来も患者さんに待ち望まれていますので週一日は当面出られるそうで
す。ゲノム医療発展のため東京での益々のご活躍を祈念します。
11月末は、同門会総会・懇親会です。長嶋名誉教授の喜寿のお祝いも兼ねてお
りますので同門会の皆様にお会いできること楽しみにしています。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年9月 ◇◆ vol.30
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こんにちは、田中@腫瘍病理(第2病理)です。北海道も9月は比較的暖かい
日が続いていましたが、皆様いかがお過ごしですか。
9月は2—3日に東大で開催された病理学会主催の病理診断サマーフェストでは、
後藤田先生、篠原先生をはじめ、5−6名の同門の先生にお会いしました。また
16日の標本交見会はお疲れ様でした。来年は交見会も50周年記念ということで、
記念の年ですが当番世話人を深澤会長より仰せつかりましたので、進め方など
アイディアありましたら宜しくお願いします。18日には、第31回長島杯、
第3回西原杯が予定されており、多数の参加希望があり4組で回る予定でしたが、
台風直撃の予報のため大変残念ながら中止となりました。
病理の研究面では、石田雄介先生がGPUを積んだパソコンを作って、教室ではじ
めて人工知能にAI病理診断をさせました。Googleのニューラルネットワークを
使ったディープラーニングですが、脳腫瘍の鑑別診断としてグリオーマと悪性リ
ンパ腫を教え込んで、診断させたところ初回で鑑別の正解率が80%を超えまし
た。医学部の学生よりも筋がいい気がしますので、今後の成長が楽しみです!
医学部3年生は10月から講義再開です。病理学は終了していますので、臨床の
座学がはじまります。統合循環器、統合消化器という統合科目が続きます。主に
内科・外科の講義ですが、中で1コマ病理学教室が講義を担当します。また6年
生の臨床講義が7コマありますが、山城先生や後藤田先生、市原先生など同門の
先生にもお世話になりますが宜しくお願いします。
来たる10月3日は長嶋和郎名誉教授は77歳、喜寿の誕生日を迎えられます。
ちょと早めですが、誠におめでとうございます。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年8月 ◇◆ vol.29
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皆様こんにちは。田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。8月も下旬となりまし
た。お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか。
先週、病理専門医の試験があり、教室の加藤麻倫先生(旧姓石川)が無事に合
格しました!病理医と消化器内科医の二刀流、有言実行素晴らしいですね。また
教室で剖検を勉強した病理部の中先生、清水先生も揃って合格でした。おめでと
うございます、これからの益々の活躍を期待します。
夏は、今はどの医学領域でも若手医師、研修医、医学生向けのサマースクール
やセミナーがはやっていて、病理も各地で夏の学校が開催されています。北海道
でも第14回が開催され道内3大学+本州からの医学生が数名参加して盛り上が
りました。また病理学会本体でも、病理学会カンファレンスが犬山で開催され多
くの若手が集まりました。北大医学部5年生の石塚君も日頃の教室での「がん幹
細胞」についての研究成果をポスター発表しました。診断病理サマーフェストは
9月の第1週に東大で開催予定です。
北大医学部のオープンキャンパスも8月初旬に開催され、午前午後あわせて
560名満席でした。約4分の1は道外からの北大医学部志望の高校生で、日頃
感じない人気の高さをこの日ばかりは感じました。教育面では、循環器内科に安
斎俊久先生が国立循環器病センターから、免疫学に小林弘一先生がテキサスか
ら、秋には教授として着任される予定です。昨日アメリカ在住の同門の遠藤由香
先生(65期)からお電話をいただきましたが、小林新教授とは医学ではなく
て、リクリエーションを通じてのお知り合いとのこと、本当に世界は狭いもので
す。遠藤先生も臨床に若手教育に益々ご活躍とのことでした。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年7月 ◇◆ vol.28
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。札幌もこのところ暑い日が続いています
が皆様いかがお過ごしでしょうか。
6月は同門の中村仁志夫先生(44期)(北大保健学科名誉教授)の奥様の病理
解剖を施行させていただきました。中村先生からは、ご香典のほぼ全額の相当な
額を、第2病理の研究・教育のために使ってもらえればということで、教室に対
してご寄付を戴きました。若手の研究が伸びることに使わせていただければと思
います。
(病理関係)6月はゲノム医療が本格的に入ってくることに備えた第11回東大病
院ゲノム病理標準化センター講習会を東大医学部病理学准教授の佐々木毅先生を
お迎えして北大で開催しました。東大、九大、阪大などで行われてきたもので北
海道は初開催です。参加は50名。611番の受講修了証を戴きました。
(学術)神経病理学会が東京で開催されましたが、学生ポスター発表で6年生の
原君が優秀賞を受賞しました。研究テーマはJCウイルスの増殖阻害薬についてで
す。この研究は間接的に同門の奴久妻先生にもご指導戴きました。
(学生教育)6月は医学部3年生の学生講義のために多くの先生方に教室にお越
しいただきました。ありがとうございます。また系統講義に続き、7月は病理学
演習として、主に剖検症例1例を対象にグループ学習を行っています。これは来
週が発表会で終了です。
おはようロビンスは主に3年生が来てくれていますが、1年半勉強すると終了
となります。頑張って参加した学生さんには、おはようロビンス賞として、賞状
と記念の「おはようロビンス2017」という刻印入りの万年筆を贈呈しています。
今年は10名!と過去最高でした。今後彼らはCBT、OSCEを受けて臨床実習に入り
ます。
<おはロビ賞受賞者>
(96期)宮岡慎一、宮石陸、坂村颯真、篠 裕輝、勝尾知尋、青山佳代子、
倉井毅、中川恵、白井裕介、(歯学部)浮田奈穂
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年6月 ◇◆ vol.27
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6月となりましたが皆様いかがお過ごしですか。教室では5月25日に毎年
恒例のお花見&バーベキューを行いました。残念ながら温かい気候のためお花
はほとんどありませんでしたが、学生さんも数多く参加してくれて盛り上がり
ました。
個人的な読書感想で恐縮ですが、先日、早川 智、山口 陽子著「シティ・オ
ブ・ホープ物語―木下良順・大野乾が紡いだ日米科学交流」(2016年11月発行)
を読みました。歴代教授として1期の安保教授(第2代)のことは4期の祖父
から時折きいていました。第3代恩村教授、第4代長嶋教授には直接・間接に
ご指導いただきましたが、初代木下良順教授については、第2病理での執筆英
文論文は全て拝読させていただきながらも、お人柄などはよく存じておりませ
んでした。
日本が開国前にシーボルトから西洋医学を入手するときに松本良順医師が活
躍したことは有名ですが、その際に補佐として長嶋名誉教授の高祖父の伊之助
が活躍することは、司馬遼太郎著の小説「胡蝶の夢」に詳しく記載されていま
す。また和歌山の豪農だった木下教授の父が、生まれてくる子に対して松本良
順先生のような立派な医師になってほしいという願いをこめて良順と命名した、
という下りは、第2病理の教授が初代木下先生から4代長嶋先生へと系譜が受
け継がれるというlineageがinitializeされており、double helixが共鳴してい
た感があります。自分の中にかねてから疑問にあった無関係の2名の「良順」
がシンクロした瞬間でもありました。
本の中に「木下教授の机は今も北大医学部腫瘍病理に現存する」とあります。
いまこの原稿を書いている木製の机のことで、それを覆うジャバラのような木
製の蓋がアコーディオンのように出てくる洒落た英国式の机を当時発注できる
のは北海道でも木下先生しかいないとあらためて認識しました。
(人事往来)
6月1日付けで、津田真寿美先生が腫瘍病理学教室の准教授に昇任しました。
北大が推進するソフトマター研究を推進することも任務の1つで、現在オース
トリアからグン教授(ソフトマター研究の代表者)のもとに留学しているMartin
も教室で津田先生の指導を受けています。また5月1日から教授秘書として武
田伊代さんが勤務をはじめました。武田さんはそれまでは安田教授が主宰され
ていたスポーツ医学分野で勤務していたため交流があった方ですがこれから多
くの皆さんと関わりますので宜しくお願いします。今まで1年間頑張ってくれ
た福島さんは武田さんに仕事を引き継ぎ31日で退職となりました。ご苦労様
でした。
(研究教育)
5月は日本脳腫瘍病理学会が宇都宮市で開催され教室からも多くの先生が参
加しました。現在同門の畑中佳奈子先生がMGHに留学していますが、畑中先生が
直接指導いただいているMGHのChief-PathologistでWHOのCNSのチーフエディター
のDavid Louis 先生が、今回の宇都宮の学会で、特別講演を3つ行いました。
脳腫瘍病理はもちろんのこと、MGHの統括パソロジストとしての人工知能を用い
たハーバードの取り組みと成果など、近未来、そしてさらなる未来の病理学・
医学に関するとても魅力的な話でした。
日本ではウィルヒョウ先生やロキタンスキー先生が病理学の先人であったこ
とはよく認識されていますが、David Louis先生のお話を聞いていると当時Johns
Hopkinsで外科病理をはじめたBloodgood先生は、外科医でありながら内科のオス
ラー先生やヨーロッパのレックリングハウゼン先生らの指導をうけた、外科病理
学の先駆者であったことをあらためて認識しました。そしてその外科病理学が始
まる際に必要機器である「顕微鏡」がいかに先進的で顕微鏡の観察結果を診断に
使うことなど誰も信じなかったこと、またそのことを現在の「次世代シークエン
サー&人工知能(NGS&AI)」時代をオーバーラップさせたcentennialを超えた
perspectionの名講演でした。
(おはようロビンスの近況)
1986年に長嶋名誉教授が65期生を対象に始めた勉強会も今年は32年
目となります。一人でも学生が来てくれる限りロビンスは続けるつもりでいるの
ですが、現在総勢20名を超えるたくさんの学生さんが参加してくれて素晴らし
いことです。参加者の内訳は3年生がメインできてくれていますが、4年生も多
数参加しています。また嬉しいことですが1年生、2年生も数名加わっていま
す。今の1年生は北大医学部99期となります。33期の宮崎保教授の講義を
受けた66期の自分が99期に教える、ということで感無量です!
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年5月 ◇◆ vol.26
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(教室関係各位)
北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。札幌にも昨日は黄砂がやや来ていました
が皆様GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
4月後半は病理学会で教室からは9演題出しました。ゲノム医療、AIを用いた未
来の画像解析法など新時代を予感させるような演題も多かったかと思います。
5月いっぱいで福島さんが退職となりますので、交代の教授秘書として武田伊代
さんが加わりました。同門の先生方とも何かと関わると思いますので宜しくお願
いします。また研究面ではソフトマターの研究を中心に技術員として菱川美恵子
さんが加わりました。皆様の施設でも人の動きもいろいろとあったかと思います
が新年度もようやく慣れてきた頃かと思います。教室としては研究、教育に一層
力を注ぎたいと思います。
(教育・病理活動)
5月は1ヶ月間IFMSA関係でタイの3年生のシリンダさんが教室に来ており研究
を頑張っています。また今月は脳腫瘍病理学会、臨床細胞診学会、来月の神経病
理学会と関連学会続きです。4月の剖検は学内2件、学外2件でした。
(医学部の学生さんへ)
四宮万里絵さん、鈴木佑季さん、鈴木喬之くん、高田莉央さん、勝尾千尋さん、
中川恵さん、病理学会での学生ポスター発表は頑張りましたね。英語でのポス
ター作成、発表の質疑などいい経験になったと思います。今後の学生生活と医師
となってからの発展の1つの基礎になることと思います。東京での懇親会は、女
子医大の腎臓外科に戻った吉田先生にアレンジしてもらいました。まだまだ教室
で研究を頑張っている学生さんもいますので、今後成果を出して癌学会、分子生
物学会などで発表できるといいですね。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年4月 ◇◆ vpl.25
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北大腫瘍病理学教室に関係する皆様へ
北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。4月になりました。新しい年度のスター
トです。皆様も新しい環境へ移動された方、また新しい仲間が加わった方など、
それぞれに新年度がはじまっていることと思います。先日渓仁会病院で3月に卒
業した93期の伊東しほりさんに声をかけられましたが、新研修医としての颯爽
とした姿に嬉しく思いました。先週の金曜日には入学式がありましたが新入生は
99期となります。
【人事往来】
4月から、教室には、杉野弘和先生(91期)が加わりました。病理専門医プロ
グラムで病理医を目指します。杉野先生は東大薬学部修了の博士ですので、助教
として研究・教育に加わります。臨床からは消化器外科2(第2外科)大学院生
の植村慧子先生が加わりました。また、西原広史先生が4月1日付けで北海道が
んセンター・ゲノム医療センター長として着任しました。教室に対して院長先生
からクラーク検査を是非当院で確立して欲しいとご依頼がありましたので、それ
を受けたものです。大学で築かれたシステムが北海道のがん医療の拠点で始動す
ることになります。西原先生は引き続き北大病院がん遺伝子診断部の臨床客員教
授としても研究を続けます。
【教育】
4月新学期から3年生の病理学の系統講義、実習が始まりました。多くの同門の
先生方に講義をお願いしています。道外の先生方にもご協力いただいていいます
が、宜しくお願いします。
【病理・研究】
現在多くの学生さんが教室に病理診断の勉強・研究に出入りしていますが、今月
の病理学会の学生ポスター発表には4演題出す予定です。また、先月の卒業式で
は、93期の中島穣太郎君が、学生時代の研究成果を病理学会に発表した成果が
認められて、北大医学部同窓会会長賞(総代など成績優秀者や研究発表を行った
学生、合計4名が受賞)を受賞し、卒業式の会場で表彰を受けました。中島君は
埼玉で研修です。
今年度の前半は、病理学会(4月)、脳腫瘍病理学会(5月)、神経病理学会
(6月)、病理夏の学校(7月)と続き、6月末まで系統講義、7月は病理学演
習があり、なかなかタイトスケジュールですが今年度も皆で頑張っていきたいと
思います。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年3月 ◇◆ vol.24
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皆さん、こんにちは。田中@北大腫瘍病理です。ようやく北海道の長い冬も終わ
りかけていますがいかがお過ごしですか。2月は配属実習の学生さんが6名来て
いましたが、病理診断、研究に頑張りました。また多くの関連病院のCPCに参加
させていただき同門の先生方とも交流ができました。
北大では研究成果を英語でプレスリリースを行っていますが、昨年度の引用回数
の上位の研究がSpotlight on Researchとしてまとめられました。第2病理の研
究もイギリスのIndependent誌をはじめ100件程度の引用があったそうでこれ
は上位の回数とお聞きしました。ご参考までに教室のホームページからダウン
ロードできますので、ULRを送ります。
http://patho2.med.hokudai.ac.jp/press/
さて3月は人の往来の時期ですが、3月13日には大歓送迎・壮行会を開催する
予定です。
新しく加わる技術員として、飯島さん(東北大学病理部勤務経験あり)、笠原さ
ん(JR病院生理検査勤務経験あり)、孫さん(東大神経内科で研究経験あり)。
転出は、木村太一先生(北海道医療センター病理診断科長・北大客員准教授)、
森谷君(札幌医大病理部)、加藤麻倫先生(北大病院消化器内科)、漆戸さん
(NTT病院病理部)、岡田さん(技術員満期終了)、遠藤先生(帯広厚生病院婦
人科)、岡森さん(ロシュ・ダイアグノスティックス)です。
また寄付講座の探索病理学講座も2期8年で大きく発展しましたがこの3月で終
了となります。「基礎研究の成果をいち早く臨床に届ける、トランスレーショナ
ルパソロジー」を掲げましたが、西原先生が昨年から病理医として、北大病院が
ん遺伝子診断部としてがんの個別化医療の外来診療を行うことが実現し、病理の
力で患者さんを治すことができ、目標達成です。
引き続き西原先生のグループは北大病院の臨床研究開発センターで活躍しますの
で、送別ではなくて壮行会としてエールを送りたいと思います。西原先生、林先
生、佐藤さん(医療コンシェルジュ)、小林さん(秘書)、毛利さん(技術員)、
また神戸大学から松岡先生、柳田さん(技術員)も今年から加わったので、歓迎
&壮行ということになります。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年2月 ◇◆ vol.23
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こんにちは、田中@北大腫瘍病理です。今シーズンは北海道は空の便も変更や
欠航が多く、皆様方も何かしら影響を受けていると思いますがいかがお過ごし
でしょうか。
今月は医学部3年生の配属実習で6名が教室に1ヶ月来ています。剖検症例を
まとめたり、細胞を培養して遺伝子導入したりなどしていますが、教育の目玉
の1つが学内、学外のCPCを体験することです。渓仁会病院、江別市立病院、
千歳市立病院などに連れていきましたが症例の特徴や病院の雰囲気の違いなど
臨床病理のディスカッションを聞きながら多くを学んでいます。これから、
北大1内CPCがあり、東徳洲会、岩見沢市立病院などに行く予定で、来月は実習
期間外ですが製鉄記念室蘭病院、札幌徳洲会病院などにも行きます。先々で、
多くの第2病理の同門の先生方に大変お世話になっています。
現在、博士、修士の審査期間ですが、加藤麻倫先生、婦人科の遠藤先生が博士
の審査を、岡森さんが修士の審査を無事に終了して、それぞれ発表当日教室で
お寿司の出前を頼んでお祝いをしました。皆さんそれぞれデータがでなくて
苦労した時もありましたが最後はポジティブな結果がでて立派な学位論文と
なりました。発表者に単品の特上寿司が振舞われるのは昔と変わりません。
また、1年半週3日秘書業務を手伝ってくれた須藤香さんが2回目の出産の
ため勤務終了しました。ご苦労様でした。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2017年1月 ◇◆ vol.22
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。
皆様、新年となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
1月12日には、医学部・病院・同窓会の合同新年会が札幌グランドホテルで
開催されました。北大医学部創立100周年が2年後となり、記念事業の後援
会の総会も兼ねるものです。幹事長を仰せつかりましたが、副幹事長の消化器
外科IIの平野教授、消化器内科の坂本教授らに助けられ、160名に参加いた
だき、最後は都ぞ弥生の大合唱で、これまでにない盛会となりました。ご参加
いただいた皆様ありがとうございました。第2病理は1922年に開講したの
で100周年は5年後ということになります。
来週からは、学位審査のシーズンです。大学院生にとっては大詰めです。4月
からは医学部大学院の名称が変わります。「研究院―学院」制度となるからです。
医学研究科から、医学研究院となります。
「科」と「院」の一文字違いですが、教授、准教授など先生の所属は「医学研
究院」、大学院生である生徒の所属は「医学院」となります。また、戦後は病
理学第2講座、分子細胞病理学分野、腫瘍病理学分野と名称が「講座」→「分野」
→「教室」移り変わりましたが、これからは腫瘍病理学教室となります。戦前は
「教室」だったのでしょうか。とすれば元に戻るわけです。
ちなみに第2病理では、長嶋先生が「教室」という言葉をよく使われていたので、
「教室員」「教室旅行」「教室行事」などと現教室員には違和感はありません。
公式の剖検報告書の最終行は随分前から腫瘍病理学教室です。
教育面では、1月末から4週間、医学部3年生の基礎配属実習が始まります。
今年は6名の学生さんが来ます。皆さん臨床病理、研究、分子診断などそれぞれ
に興味があるようですが、各院内CPCなど参加しますので、同門の先生方にもお
世話になりますがよろしくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年12月 ◇◆ vol.21
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北大の田中です。本日で大学は仕事納めですが、いかがお過ごしでしょうか。
11月26日の同門会総会・忘年会には多くの同門の先生にご参加いただきありがと
うございました。野島先生も無事に病理学会秋季特別総会を会長として成功され
ご参加・御報告いただきました。本当に大役お疲れ様でした。12月21日は教室
恒例のクリスマス会を開催しました。北野同門会長に乾杯のご挨拶をいただき、
ゲームやビンゴ大会で盛り上がりました。多くの先生に差し入れをいただきまして、
ありがとうございました。数日前には同門の畑中佳奈子先生も無事にアメリカMGH
の留学に旅立ちました。ご活躍を期待しています。
今年は教室の活動として、剖検69件(大学17件、学外51件)、教室診断2312件、
論文発表26編、学会発表71件、特許出願1件でした。これも同門会の先生方のご
支援と、現教室員とそこに集まる学生さんなど関係者の皆さんの頑張りの成果です。
来年もどうぞ宜しくお願いします。では皆様良いお年をお迎えください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年11月 ◇◆ vol.20
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こんにちは、田中@腫瘍病理(第2病理)です。11月になりました。1年も
あっと言う間ですね。
(病理)今月は10、11日に同門の野島孝之先生の会長のもと、病理学会秋季
特別総会が金沢で開催されます。プログラムも、ビリー先生はじめ教室出身の先
生、関係の深い先生が多くご発表される予定です。教室からも多数参加する予定
です。金沢でお会いしましょう。
(研究)先月泌尿器科の松本先生のScientific Reportsの仕事を北大のプレスリ
リースにだしたところ、多くのメディアから反応がありました。中でも、Yahoo
ニュースが取り上げた時は、第2病理の研究ってすごいんですね、と学生さんに
ほめられました(笑)。
(教育)先月、北大病院ではじめて1病理・2病理・臨床各科合同の、研修医に
対する教育型CPCが開催されました。北大以外の病院では研修制度が始まった時
から行われていた普通のことですが、大学ではようやく開催となりました。遅ま
きながら各科の枠を超えた議論が行われて、感慨深いものがありました。
11月26日土曜日は同門会総会・忘年会です。例年どおり長嶋賞受賞講演も
行われます。多くの皆様のご出席をお待ちしています。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年10月 ◇◆ vol.19
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皆さん、こんにちは。北大2病(腫瘍病理)の田中です。10月になりました。
北海道も今年は台風に直撃され、いまだ道東への交通手段が完全には回復してお
らず、影響を受けているかたも少なからずいらっしゃるかと思います。気温も例
年どおりではありませんが、それでも北大構内は広葉樹もやや色が変化しはじめ
ています。
9月は、1日には秘書の松田さんが、映画英語研究会で発表した内容をバージョ
ンアップして医学英語を映画で学ぶ方法について、お昼に教室セミナーを行い、
学生さんや他教室の方も参加していつになく盛況でした。3日には北海道癌談話
会で吉田先生(女子医大腎外)と遠藤先生(北大婦人科)が発表しました。17
日には、第7回の北海道探索病理シンポジウムが開催されました。長嶋名誉教
授、北野同門会長はじめ多くの同門の先生にご発表、ご参加いただきました。同
門からは澤洋文先生、伊藤智雄先生、長谷川秀樹先生、大場雄介先生、西原広史
先生らに専門の内容を話していただきとても勉強になりました。特別講演の竹内
賢吾先生(がん研)のEML4-ALKをはじめ、ALK関係の遺伝子異常について形態観
察から次々とがん特異的な新たなキメラ遺伝子を発見してNature Medをはじめ
high impact journalに発表する手法は圧巻でした。ちなみに懇親会も大変盛り
上がりました。
今月は教室オリジナル英文論文として湯澤先生が2本、小西先生(北海道循環器
病院)、松本先生(泌尿器科)が1本アクセプトとなりましたが、特に松本先生
の論文は「風邪薬でがんの転移を抑える」とうタイトルでプレスリリースを一昨
日行いました。現在は基礎研究の段階ですが、安価な薬剤のリポジショニングで
効果があればこれに勝ることはありません。
10月は3年生が講義再開で、おはようロビンスも始まりました。皆さん熱心に
きています。学生対象のリサーチミーティングも5年生が中心となっていました
が4年生、3年生も参加し始めており選手交代の時期でしょう。意欲のある学生
さんが筆頭の英文論文がでるように筋道ができればと思います。
今月は、今癌学会中ですが、病理談話会(北大)、迅速免疫染色研究会(仙台)
があり月末の29日には、神経病理地方会を例年同様北大の実習室で開催しま
す。今年は、北大84期の種井善一先生(現東大医学部病理助教)のミニセミ
ナー、武井英博教授(旭川医大病理診断科)の特別講演の予定です。興味のある
方は是非参加してください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年9月 ◇◆ vol.18
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こんにちは、第2病理(腫瘍病理)の田中です。
北海道も今年は異例の台風の上陸に見舞われています。札幌はなんとか直撃は
逃れていますが、北大第2病理同門会会員の皆様また腫瘍病理学教室に関係する
皆様方はいかがお過ごしですか。
(同門会)8月11日の山の日には、同門会恒例の第31回長嶋杯・第2回西原杯
が千歳空港カントリーで行われました。4組15名にご参加いただき、お天気にも
恵まれ楽しい大会となりました。
(研究・教育)8月は、台湾から医学生のカースティーさんが1ヶ月IFMSA(国
際医学生連盟)の短期留学生として勉強にきていました。剖検をまとめたり、
免疫染色の条件検討などを教わりながら、病理は楽しい、将来はアメリカで病理
医になりたいと言っていました。
8日、9日には、オープンキャンパスが開催され、午前と午後で合計560席
が満席でした。研修医・専門医はなかなか残りませんが、受験と教授選では北大
は人気があるのを感じます。今回本州からも、なんとしても北大医学部に入学し
たいという高校生が多数きており谷野先生が模擬実習として肺癌の顕微鏡実習を
行いました。
9月2日土曜日開催の北海道癌談話会では、遠藤先生(婦人科からの大学院
生)、吉田先生(東京女子医大泌尿器・腎臓外科からの大学院生)がそれぞれ、
EZH2阻害剤による卵巣癌治療や膀胱癌のエクソソーム解析について成果発表を
行いました。
(病理)8月は剖検が多く大学内外で6件ありました。9月2、3日と第11回
診断病理サマーフェスタ(泌尿器領域)が慈恵医大で開催され、病理学会担当
理事として参加しました。前立腺癌のGleason分類に基づくGleason Grade Group
分類について詳細に解説してもらい勉強になりました。北大出身で道外で病理の
研鑽を積んで今年病理医専門医に合格した種井先生や田村先生らも参加していま
した。
9月17日の土曜日は、第6回探索病理シンポジウムが開催されます。いつもは
午後からですが、今年はデジタルパソロジーなどの講演などもあり盛りだくさん
で、午前11時から開催となります。今年は探索病理学の原点に立ち返ることに
重点をおいた構成となっていますので、是非ご参加ください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年8月 ◇◆ vol.17
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田中@北大腫瘍病理(第2病理)です。皆様、北大でも暑い日が続いています
が、お元気でお過ごしでしょうか。北大には珍しいポケモンが出るらしく、教
室内外がいつになく活気づいており、深夜まで構内が賑わっています。
さて、教室では7月20日の海の日には、教室恒例の「夏の教室旅行」が新
十津川キャンプ場で行われ、パークゴルフ、バーベキュー、ゲーム、飲み会、ゴ
ルフなどでとても盛り上がりました。今年で夏の旅行は12回目ですが、幹事の
博士課程の谷川先生、修士課程の北崎さん、九笹さん、とてもいい企画でした。
(研究)7月から津田講師とともに北大総長直轄の研究プロジェクトのGi-Core
ソフトマターのメンバーとなりました(代表:グン教授)。病理の研究オプショ
ンがまた1つ加わったこととなりますが、高分子ゲルを用いた医学研究をさらに
発展させていこうと思います。また、7月末には病理学会主催の六甲山病理カン
ファレンスが行われ、ポスター発表42題中、4題に優秀ポスター賞が授与され
て、教室の谷川先生と、旭川医大の湯澤先生が受賞しました!
(教育)7月末で医学部3年生の病理学演習が終わり、4月からの系統講義、実
習、演習と終了しました。講義をしていただいた先生、お世話になりました。お
はようロビンスの学生さんもいつも10数名来てもらっていますが、納涼夏の夕
食会を開催して3年生、4年生との交流を深めました。4年生は1年半ロビンス
に通ってきましたので、5名がおはようロビンス賞を受賞しました(賞状+刻印
入り万年筆+永久第2病理出入り自由権)!
7月初旬には、同門の武井先生が第12回の「北海道病理夏の学校」を同僚の
御代川先生とともに主催されました。こちらも学生さんが多数参加して夜遅くま
で語り合いました。武井先生大変お疲れ様でした。
6月末で大学院生の湯澤先生が、博士過程を短期終了しました。湯澤先生は北大
特設のクラークコース所属だったので、研修2年+大学院3年で終了予定だったの
ですが、インパクトファクターが5点以上の論文を2本執筆(AJSP+ModernPathol)
したので、大学院を実質2年3ヶ月での短縮終了となりました。7月1日からは
旭川医大の武井教授のもと臨床病理の研鑽に邁進していますのでさらなる発展を期待
したいと思います。
(病理)病理学会では皆様のおかげで全国理事に選出いただきましたが、さらに
拡大常任理事会(構成員8名)に任命いただき、学会全体の運営がどのように行わ
れているか、実践で学んでいます。専門医、医療事故、ゲノム診断、デジタルパソロ
ジーの保険点数化などどれも待ったなしですね。東京日帰り出張が増えましたが、
移動中に論文を書く技を磨いています。
(その他)1外の大学院生だった松本(平井)春美先生は現在東京で乳腺クリニック
を開業されてご活躍ですが、長嶋先生のもとで勉強し、ビリーのところに留学したこ
とが現在の発展の基礎にあるという理由で、今月多額のご寄付を教室にいただきました。
この場をおかりして御礼申し上げます。
北大博物館がリニューアルしました。石田先生の病理診断テレパソネットワークや
西原先生のがん遺伝子診断を広く若者にアピールするコーナーが開設されています。
是非皆さん一度足を運ばれてはいかがですか。
>>お知らせ<<
北大病院がん遺伝子診断外来のページを開設しました。(西原)
http://patho2.med.hokudai.ac.jp/clhurc/
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年7月 ◇◆ vol.16
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先月は藤岡先生が突然ご逝去されましたが、多くの同門の先生がお越しに
なり、無事にご葬儀が執り行われましたことをご報告いたします。さて、7
月となりましたが、3日土曜日には北大医学部戦没者慰霊式が行われました。
124名の先輩が軍医として赴任され戦没されているとのことで、19期の
今村先生が発案されて今回の式となったものです。この様子はテレビの全国
ニュースとなるとのことです。また、7月3日、4日と旭川パークホテルにて
病理夏の学校(世話人旭川医大病理部武井先生、三代川先生)が開催され、
札幌医大、北大、旭川医大、弘前大など学生が41名参加して、夜遅くまで
懇親しました。話していると病理医になることを具体的に考えている学生さん
が増えてきたと実感します。
研究:6月1日付けで、津田講師とともに北海道大学国際連携研究教育局(Gi
-CoRE; global institution of collaborative research and
education)のソフトマターグローバルステーションを兼任する辞令を総長より
いただきました。先端生命研究院のグン・チェンピン教授が代表者でハイドロ
ゲル研究と医学との融合を目指すものです。医学部からは、整形外科、スポーツ
医学、第2病理の関係者がメンバーとなっています。北大には現在6つのグロー
バルステーションがあり、人獣共通感染症ではすでに澤先生とHall先生(ビリ
ー)がメンバーとなっているものです。
教育:7月は、病理学演習という学生さん十数名のグループ学習が行われます。
15時間かけて剖検症例を学習して、ポスター発表、口頭発表させるもので学生
さんのパフォーマンスは学会さながらです。また病理学、病理学実習の定期試験
が今週行われます。問題作成に関わった先生方、ありがとうございました。
病理:専門医制度については専門医機構の運営執行部が替わったところですが、
病理学会としては学会主導で専門医制度を開始することとなりました。北大は
北海道大学プログラムとして1つのプログラムとなっています。病理は他の臨
床系と異なり、専門医と大学院を重複できるような作りとなっており、臨床と
研究をバランスよくできる人材の育成を目指します。
7月は18日、19日と教室旅行で、新十津川でバーベキュー&パークゴルフ
の予定です。また28日、29日は病理学会六甲山カンファレンスが行われ教
室からは3名が発表します。8月には長嶋杯・西原杯ですね。
第二病理 田中伸哉
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年6月 ◇◆ vol.15
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皆さんこんにちは。第2病理(腫瘍病理)の田中です。日本神経病理学会で
弘前からです。神経病理学会では学生ポスター発表が初めての試みで教室から
は神経内科に興味のある学生さんが発表予定です。先月の病理学会では学生
ポスターには4年生の秋山さんと上遠野さんの2名が発表を行いました。この
ような学会での様々な取り組みが功を奏してか病理医は年間に実質50名程度
増加しており、さらなる増加を目指しているところです。
研究面では湯澤先生がAJSP(american journal of pathology)とModern
Pathologyに論文を書いたことが認められて病理学会新人賞を受賞しました。
教室からは菅野(岡田)宏美先生以来です。
5月は長嶋名誉教授の業績集が発行されました。表紙は井上和秋先生が撮影した
北大のポプラ並木で、長嶋先生が神経病理学会を主催された際に抄録集の表紙と
なったものです。懐かしい写真も多数掲載されています。冊子がお手元にない方
も、教室のホームページの「同門会」のページからダウンロード可能となってい
ますのでご活用ください。
http://patho2.med.hokudai.ac.jp/alumni-association/
先週の脳腫瘍病理学会では、WHO分類が改定されたことが最大の話題でした。「
Glioblastoma, IDH1 mutant」というように診断名にIDH1の遺伝子検索の結
果がつきました。遺伝子検索がされないものはGlioblastoma, NOS (not
otherwise specified)と「NOS」つければなりません。教室でもIDH1の検索を
行っていますので、必要な場合にはご相談ください。
現在病理学の学生講義も進んでいます。今月は伊藤先生、長谷川先生、野島先生に
来ていただく予定ですので宜しくお願いします。また市原先生(ヤンデル先生)に
は昨日「おはようロビンス」の学生指導をお願いしましたが、学生さんにいつも評
判です。ご苦労様でした。
今週は北大祭です。医学展ではじめて「病理の展示」(顕微鏡でがんや心筋梗塞を
みたり、バーチャルスライドなど)を行いたいと学生さんから申し出があり全面的
に協力しています。マスコミの力(テレビドラマの『フラジャイル』)は大きいで
すね。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年5月 ◇◆ vol.14
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北大第2病理の田中です。4月はあっと言う間に過ぎてしまいましたが、皆様
いかがお過ごしですか?札幌もようやく暖かくなりかけてきており北大キャン
パスも緑の樹木がすくすくと育っています。
このたび、長嶋先生の業績集が発行され昨日同門会会員の先生に発送しました。
長嶋先生が1986年に北大に着任された頃の懐かしい写真が掲載されていま
すので、お楽しみください。また今年の探索病理学シンポジウムは第5回とな
りますが、がん研の竹内賢吾先生を特別講演にお招きして9月17日土曜日に
開催しますので、ご興味のある方は日程確保をお願いします。
今月も連休でもたもたしているうちに明後日から病理学会が仙台ではじまりま
す。教室からは今回10演題の発表予定です。医学部の学生さんも4年生が2
名ポスター発表します。秋山さんは血管内リンパ腫が浸潤部ではRac活性が高
いということを先月国際特許申請をした第2病理発の新技術で証明した発表、
上遠野さんは、切り出しで勉強した大腸癌に骨形成がみられ、BMPファミリー
の分子の発現による骨化のメカニズムと臨床病理学的な意義について研究した
成果です。
学生教育では、病理学の講義・実習が半分くらい終わったところです。今年は
、病理に興味がある学生さん、熱心な学生さんが多いように感じます。例年
10名ちょっとのところ、今年は20名をこえるような感触です。やはり、
日頃の我々の努力の成果ではなくて、テレビ局のおかげということなのでしょう。
いずれにせよ、いいことです。
今月は、脳腫瘍病理学会、臨床細胞診学会、来月は神経病理学会と学会シーズ
ンですので、同門の先生方と会場その他でお会いできることを楽しみにしてお
ります。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年4月 ◇◆ vol.13
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北大第2病理(腫瘍病理)の田中です。
札幌もようやく最高気温が10度を越えはじめてきました。今日から新年度のは
じまりです。人の行き来があり、何かと新しい環境がはじまるのではないでしょ
うか。また、新年度、「今年度こそは・・・」と、期すものがある方も多いので
はないでしょうか。自分も毎年同じことを思うのですが、「今日は長嶋教授が退
官されて12年目の年度のはじまりだ・・・」とやや緊張しています。
教室の人の往来は、今年は修士の保健学科出身の橋本君と堀尾さんが卒業し
て、それぞれ、旭川医療センター、札幌徳洲会病院の検査室で働きます。入学者
として修士過程には北大の保健学科出身者の北崎さん、九笹さんが、博士過程に
は北大の農学部の修士過程出身者の格口さんが入ります。教授秘書も今日から福
島三智子さんに替わります。また、藤岡先生が客員教授を退任されましたが、長
年北大医学部の学生講義・指導にあたられ大変お疲れ様でした。また、今年から
山城勝重先生が客員教授として講義や院生指導にあたられます。
病理の面では3月の「クリニカルシークエンスに関するがんゲノムシンポジウ
ム」には外科・内科など臨床の教授5、6名を含む多くの臨床、病理の先生ら
100名を超える方に出席していただきました。道新、NHK、医療新聞などの記
者も参加して報道にもなり、皆様の関心の高さがわかります。いよいよ今日から
西原先生が北大病院でがんゲノム外来をはじめることとなります。
教育面では4月から医学部新3年生の病理の講義が来週からはじまります。関
係する先生方は今期も宜しくお願いします。
研究面では今年は教室のオリジナルの成果として、AJSP(IF=5.1)、Modern
Pathol(IF=6.2)、Oncotarget (IF=6.4)と論文がでています。引き続きよりイン
パクトのある論文を世界に発信していくため皆で日夜研究を進めています。
今年度も、多くのご関係の皆様に直接・間接にお世話になるかと思いますが、教
室の近くまでお越しの際はいつでもお立ち寄りください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年3月 ◇◆ vol.12
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田中@北大です。3月に入りましたが北海道は春の気配はもう一息のところです。
2月28日には一泊で冬の教室温泉&スキー旅行に行ってきました。医学部の学
生さんを含めて総勢14名で、久しぶりにニセコ・アンヌプリスキー場にいき、
昆布温泉に泊まって日頃の疲れを癒し、また配属実習の打ち上げも行いました。
(教育)2月はそんなわけで配属実習で医学部3年生5名が1ヶ月間勉強に来て
いました。この間、北大、江別市立、岩見沢市立、千歳市立、製鉄記念室蘭、東
徳洲会のCPCに参加して活発に質問をしていました。特に製鉄記念では無理な日
程を優先的に調整していただき、さらに学生との懇親会を開催していただき、理
事長、院長、藤田病理科長、長嶋顧問のオールスタッフで歓迎していただき学生
たちもとても喜んでいました。またヤンデル先生にも特別に学生向けセミナーを
行ってもらいました。ツイキャスで一気に500人ものフォロワーに配信してい
てヤンデル先生の人望ですね。学生さんは病理は大変面白いと皆満足しており、
これから教室に通って勉強や実験を体験してみたいとのことでした。
(おはようロビンス賞)
1年半ロビンスに通った学生さんに「おはロビ賞」を贈呈しました。4年生、上
遠野さん、秋山さん、渡部くん、渡辺くん、高橋さん、(歯学部)早川さん、です。
(研究)「新しい迅速免疫染色で低分子量Gタンパクを検出する方法の開発」が
国際特許出願となりました。活性化Racを世界ではじめて病理標本上で確認した
ことが新規性ですが、これは、医療応用可能です。現在大腸癌にたいしてアービ
タクスの使用する際にRasの遺伝子変異がないことを遺伝子レベルで確認します
が時間がかかります。それを活性化Rasの免疫染色で数時間で結果がでることが
期待されます。
(病理)2月28日の北海道新聞の1面に掲載されてご存知の方も多いかと思い
ますが、北大病院にがん遺伝子診断部が新設されて西原先生が部長に就任する予
定です。がん遺伝子外来を担当して、がん患者さんに網羅的遺伝子解析の結果を
迅速に提示して、対応した分子標的治療を行うものです。北海道がんセンターと
北大病院の連携のもとに行われる予定です。病院内で、病理医が遺伝子診断・ゲ
ノム診断のパートをしっかりグリップして患者さんの治療方針を決定していくも
のです。病理学会でもゲノム診断用の検体取り扱い規約を作成したところで、こ
れからの病理医のあり方の1つと思います。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年2月 ◇◆ vol.11
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みなさんこんにちは。田中@第2病理です。
北海道はマイナスの日が多く寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。
あっという間に1月も過ぎてしまいましたが、教室の活動として先月は、湯澤さ
んの論文がAJSP;アメリカンジャーナルオブサージカルパソロジー誌にアクセプ
トされたのをはじめ、共同研究の英文論文が6編アクセプトされ、昨年頑張った
成果がでました。診断病理のフラッグシップジャーナルのAJSPは目指したいとこ
ろですが、なかなか難しく教室からは9年ぶりです。また1月の5編のインパク
トファクターの平均は4.6とまずまずでした。
2月からは、医学部の3年生が5名、1ヶ月間配属実習にきています。それぞれ
出身が旭川、札幌、東京、名古屋、鹿児島、部活もソフトテニス、バレー、山の
会、ゴルフなどほどよくばらけています。バレー部の学生さんにきくと、65期
の長川先生はいつも創部した時のバレーに対するあつい思いをOB会で語られてい
るとのことでしたので、長川先生が学生時代第2病理で剖検、免疫染色の立ち上
げなど活躍していたと教えています。
2月には学内・関連病院のCPCを意識的に集中させており、学生さんを連れて行
くようにしています。そのことで、より実践的な勉強にもなり、また各病院の雰
囲気も知ることができて将来の参考にもなるかと思いそのようなセッティングに
しています。具体的には北大、千歳、岩見沢、江別、東徳洲会、製鉄記念です。
特に、製鉄記念の藤田先生には、お忙しい中無理を言って今月開催をお願いしま
した。ありがとうございました。
昨年から医学部3年生の4月から病理学の講義が始まるようになりましたので、
そろそろline-upを考えていきたいと思います。こちらの方も関係する先生方、
宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年1月 ◇◆ vol.10
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北大の田中です。やや遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
札幌は例年にくらべて雪が少なくて快適とまではいきませんが、車の進みもス
ムーズでなによりです。
12月は教室恒例のクリスマス会を開催しました。多くの皆様が集まりました
が、同門会長の北野先生をはじめお越しいただいた先生方、またご支援いただい
た先生方、ありがとうございました。また同門の渡辺環先生(現在PMDAご勤務、
埼玉医大客員教授)も久しぶりに参加されて遅くまでお付き合いいただきました。
10年の業績のまとめの教室だよりは同門の先生方をはじめ全国の病理関係の先
生方、広重力元北大総長や小林博名誉教授など多くの皆様からご評価いただきま
したが、第2病理の先輩が築いた教室の伝統の力と思います。
皆様方も何かお知らせすることがあれば、配信しますのでお寄せください。
では今年も宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年12月 ◇◆ vol.9
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北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。今年もあっと言う間に12月となってし
まいましたが、皆様はどのような年だったでしょうか。
先週の土曜日は同門会総会・懇親会があり同門の先生20名ご参加いただき教
室員と合わせて43名の会となりました。北野同門会長のご挨拶、田島邦好名誉
会長の乾杯ではじまり、中村先生には自作の歌をご披露いただきました。藤岡先
生の古希のお祝いも数えで行うところを2年も遅ればせながら行わせていただき
失礼しました。長嶋賞は、基礎研究は松本隆児先生(泌尿器科)、三浪友輔先生
(整形外科)、病理は、斎藤誠先生(愛育病院)がそれぞれ受賞され、長嶋名誉
教授より賞状と賞金が授与されました。
今年で長嶋教授が退官されてから10年経過しましたので、業績をまとめて分
析しました。詳細は教室だよりに掲載しています(同門会で配布、12月8日に
郵送予定)。論文は計218編出版されインパクトファクターは合計約700、
引用回数は約2700回、学会発表は343回、学位取得者23名、専門医取得
者15名、剖検数842件でした。教室のオリジナルの仕事の中で、最もインパ
クトファクターが高い論文を執筆した西原広史先生に長嶋賞の特別賞が授与され
ました。
会員の人事では、同門の塚本哲先生が日本保健医療大学の教授に就任されるこ
とが内定しました。おめでとうございます。同門会の皆様に宜しくお伝えくださ
いとのことでした。
11月は秋の病理学会が東大の安田講堂で行われました。病理学教室の標本室
で偶然同門の伊藤しげみ先生と一緒になりましたが、夏目漱石先生の脳を見学で
きました。日本で初めての進行性多層性白質脳症の脳、クロイツフェルト・ヤコ
ブ病の脳も長嶋和郎東大講師の解説とともに展示されています。
11月18日からはテキサスのサンアントニオでの神経腫瘍学会(SNO)に参加し
ましたが、その間医学部の学生さんと毎週火曜の朝に行っている「おはようロビ
ンス」の勉強会は、札幌厚生病院の市原真先生(通称ヤンデル先生)にご指導い
ただき学生から大好評でした。ありがとうございます。
12月は22日火曜日に教室恒例のクリスマス会を開催します。道内の先生には
ご案内をだしていますが、道外の先生も是非来道する機会がありましたら教室に
お立ち寄りください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年11月 ◇◆ vol.8
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皆さんこんにちは。北大2病の田中です。北大の銀杏並木のピークも過ぎました
が、今年は見物人に外国人が多かったような印象です。
先月は、探索病理シンポジウムには田島名誉会長、長嶋名誉教授はじめ約70名の
多くの関係する先生方にもお集まりいただき有り難うございました。慶応の佐谷
先生の幹細胞の新しい概念は大変勉強になりました。宝金病院長はじめ臨床の教
授陣も複数ご参加いただき盛会でしたこと御礼、御報告致します。
また先週末には神経病理地方会を開催しました。今回は都留先生が創設されてか
ら48回目でした。一般演題は5題、晩発性の放射線障害、新規の変性疾患の可能
性、診断困難な脳腫瘍などとても重厚なものでした。ご参加いただいた先生方あ
りがとうございました。
研究面では、木村太一先生が滑膜肉腫幹細胞を発見した論文が過日、Oncogene誌
(IF=8.459)にアクセプトされました。松野先生、野島先生から引き継がれる第2
病理の軟部腫瘍研究の成果です。また、森谷技師のラピートを用いた術中迅速細
胞診の論文もBrain Tumor Pathology誌(IF=1.224)にアクセプトとなっています。
教育面では、医学部6年生の臨床講義が6コマありますが、札幌厚生病院の先生方
にはご協力いただきましてありがとうございました。学生もプレゼンテーション
をとても熱心に行っていました。
11月は28日土曜日午後5時から同門会総会・忘年会の予定です。今年も皆様にお
会いできますこと楽しみにしています。どうぞ宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年10月 ◇◆ vol.7
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こんにちは、北大腫瘍病理(第2病理)田中です。
10月になりました。学問の秋です。
研究:今月は毎週関連学会が開催されます。教室が関係する主なものは今週末は
迅速免疫染色研究会(三重)、来週は日本癌学会(名古屋)、17日は北海道病
理談話会(札幌医大)、24日土曜日には、当教室・探索病理学講座(寄付講
座)が主催する探索病理学シンポジウム(特別講演・慶応大学佐谷秀行教授)、
31日土曜日には神経病理北海道地方会です。また15日からは日本脳外科学会
が北大の宝金先生を会長として札幌であります。教室関連の会も2つありますの
で、ご興味のある先生はどうぞご参加ください。
教育:医学部の3年生、4年生も長い夏休みが終わり来週から講義が始まりま
す。病理関係では、国試前に学習の締めくくりとして臨床病理学(6年生)、臨
床基礎講義(6年生)が数コマずつあります。関係する同門の先生はどうぞよろ
しくお願いします。
病理:剖検に関連してモデル事業が終了して、10月からは院内事故調査制度が
始まります。この点これまで道内で16例経験してきましたので、ご不明な点が
あればご連絡ください。
学会シーズンを乗り切ると11月28日は同門会総会・忘年会が開催されます。
近くなりましたがまたご案内を発送します。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年9月 ◇◆ vol.6
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第2病理(腫瘍病理)の田中です。
暑い日が多かった北海道の夏も終わり、9月となりましたが、皆様いかがお過ご
しですか。教室の夏休み体制も今週までで来週からは全ての活動が通常に戻ります。
8月は22日に長嶋先生とBillyの共同研究がはじまって40年をお祝いする会が開催
され、総勢50名以上が集まりました。第2病理出身者がお世話なった感染研元所
長の倉田毅先生、京大病理の松田道行先生も来られ、多くの同門の先生方が数々
の思い出を話され楽しい会となりました。ご出席された先生、ご支援いただいた
皆様に御礼申し上げます。
研究・教育:
大学院の入試は年2回ありますが、今回農学部・保健学科出身者が博士1名、修
士2名受験しました。MDの受験は年明けとなります。また、イスタンブールから
の女子医学生のBegumさんが3週間滞在して、迅速免疫染色装置ラピートを用い
た研究をしていきました。社交的な性格の学生さんで楽しかったようです。
病理:
長年関連病院の剖検の受付時間は24時間、365日行っていましたが、深夜の剖検
(0時から6時台)は過去5年間で178件中3件(1.6%)であったため、受付時間は
午前7時から午後11時までと変更させていただきたい旨、各病院にご連絡しまし
た。関係する先生方はどうぞ宜しくお願いします。
専門医養成:
第2病理単独では基幹施設にはなれませんので、北海道大学病理専門医プログラ
ムとして第1病理と病院病理と合同で責任者3名で1つのプログラムを作成する
予定です。各連携施設と各教室の関係は変わることはありませんので引き続きよ
ろしくお願いします。
秋からは学会が続きます。学術の秋、教室からより多くの論文を発表できるよう
に集中していきたいと思います。また、毎年発行している「教室だより」の原稿
を依頼させていただきました。関係する先生方、宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年8月 ◇◆ vol.5
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こんにちは。第2病理の田中です。
今日はお天気も良く北大医学部はオープンキャンパスです。副教務委員長として
責任者をしているのですが、午前、午後と定員が各280名で、医学部は人気で今
日も歯学部まで行列ができていました。先頭の方は朝6時半から並んでいたよう
です。ちなみに、今年の北大医学部の合格社102名を調査したところ、オープン
キャンパス参加者は36人で、今や合格者の3人に1人は来ているものです。
さて、7月は4日に病理夏の学校が札幌であり、現在コミック雑誌の「アフタヌー
ン」誌に連載中の「フラジャイル」の作者が講演され、主人公の病理医の魅力を
読者に伝えていきたいとのことでした。
20日のうみの日には恒例の第30回長嶋杯が開催され、田島名誉会長、北野会長を
含め16名が集まり同門の交流を深めました。今年からは第1回西原杯も創設され
準優勝者に授与されています。
27日には教室旅行が塩谷の海外沿いのミニ宿泊施設を貸し切って行われ、昼は
パークゴルフ、夜はバーベキュー・ゲーム、翌日は観光とゴルフに分かれ総勢27
名が参加し大変盛り上がりました。
8月は22日土曜日に長嶋先生とHALL先生の共同研究開始から40年をお祝いする会
が開催されます。またそこで先生方とお会いできることを楽しみにしています。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年7月 ◇◆ vol.4
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こんにちは、田中です。
4月から始めた月一回発信するメルマガも第4号となりました。少しずつ先生方
から反響もいただいています。同門の先生方が関係するニュースもホームページ
やメルマガで発信しますのでご希望あればお寄せください。
(人事・活動)6月は同門の宍戸–原先生が東京医大の准教授に就任されまし
た。おめでとうございます。また5月の連休明けからは、武井英博先生がテキサ
スから旭川医大の病理診断科の教授として着任されています。先週末には長嶋先
生が33年前に東大ではじめた東京脳腫瘍研究会が教室主催で札幌で開催され、
総勢50名が集まりました。懇親会も長嶋先生を囲んで大盛況でした。参加され
た皆様ご苦労様でした。
(教育)医学部3年生対象の病理学の系統講義も6月で無事終了です。多くの同
門の先生に講義に協力いただきました。ありがとうございます。7月は病理学演
習です。約12名を1グループとして剖検症例を十数時間かけて教えます。最後
は学会形式のポスター発表、口頭発表を行わせます。それが終わると学生は3年
前期で基礎医学が終了して、進級できたものは秋から臨床の講義へと進みます。
(今月の行事)7月は20日月曜に「第30回長嶋杯・第1回西原杯」です。8
月は22日土曜日に長嶋先生とビリー先生の共同研究がはじまって40年をお祝
いするミニシンポジウム(講演ホール先生、倉田毅先生)
と祝賀会が開催されます。皆様ふるってご参加ください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年6月 ◇◆ vol.3
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こんにちは、北大腫瘍病理・第2病理の田中です。
北大キャパスも新緑の季節となり、北大祭も近づいてきました。
(教育・研究)
5月は新学期より始まった医学部3年生の学生講義・実習が展開する時期で、同
門の先生方にも講義などのお手伝いいただいています。ありがとうござ いま
す。また、病理学会で発表した学生がとても病理はおもしろいということで、さ
らに論文を目指して免疫染色を使った胃癌のまとめに頑張っていま す。5月末
には高松で脳腫瘍病理学会があり、湯澤先生は、次世代シークエンサー解析につ
いて、津田先生は新規治療耐性分子同定について、谷野先生 は、新しい迅速免
疫染色装置ラピート(サクラファインテックジャパン)の術中迅速細胞診への応
用について、発表を行いました。
(人の動き)
今月は第2病理の関係者が2人世界に羽ばたきます。特任助教の加藤容崇先生
は、今月からマサチューセッツ総合病院に留学です。リビアからきて昨年 学位
を取得したアイマンも今月末には、カロリンスカ大学の研究室にポスドクとして
赴任します。
6月27日土曜には東京脳腫瘍研究会in札幌が北大で行われますのでお時間のあ
る先生方はどうぞお越しください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年5月 ◇◆ vol.2
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こんにちは、田中です。
(病理)まずは、今月の剖検は、学内4件、学外6件ありました。関係者の皆様
ご苦労さまでした。
(新入生)4月は新学期が始まり、今年から北大医学部の学生は3年生の春から
病理学を学びます。同門の先生方も講義にご協力いただきありがとうご ざいま
す。「おはようロビンス」も1986年に長嶋先生が65期生にはじめてから
30年になりますが、今も変わらず火曜日の朝、医学部3年生、4年生、歯学部
3 年生ら15名を超える学生さんが集まって病理の勉強を楽しんでいます。
(受験制度)今年の新入生は97期ですが、受験科目が変わりました。理科が物
理必修で2科目となりました。これまで理科が3科目受験必修科目だっ たため
大きな変更です。それ以前は北海道出身者率は約 35%程度でしたが、3科目
になってからは道内率は58%程度と なっていました。東大、京大受験者は理
科2科目なので、3科目になってからレベルが下がったと言われていました。今
回逆もどりかと思いましたが結果的には 道内率は50%でした。灘高、ラサー
ルなど道外の有名高校出身者が入学してくる中、 道内高校出身者も頑張ったと
いうことかと思います。
(他大学入試)尚、札幌医大は3年前より地域枠が70名を占めており、卒業後
道内勤務が義務づけられています。旭川医大も地域枠が大半を占めます。その
中、北大は地域枠はありません。研修医が残らないという問題もありますが、そ
れを乗り越え全国区で学生を集めて世界を目指すという高い理想です。
(学会報告1)4月11日には日本医学会総会が8年ぶりに京都で開催され、皇
太子殿下のご挨拶、山中伸弥教授が基調講演されるなか、京都大学の松 田教授
とともに座長をさせていただきました。その中で演者の京都大学の病理学の教授
に昨年着任された小川誠司先生(東大の第3内科出身ですが)から次世代シークエ
ンサーを用いてのMDSやglioblastomaのプロファイル分類の発表がありました。
WHO分類にもプロファイル分類が取り入れられはじめ ており、遺伝子分類と 形
態分類の融合の時代のはじまりを感じます。
(学会報告2)4月30日からの名古屋の病理学会では、最先端病理学研究の教
育セミナーとして京都大学の 松田道行教授が講演され、生きた組織でのイメー
ジングを用いての新しい発見の話をされ、最後に長嶋先生と淑子先生 のお墓参
りの写真を出され、篠原、田中、長谷川、太田、西原、望月、大場 、寺井と北
大からの国内留学生の歴史も出され、病理学会員に長嶋門下 の活躍もご紹介い
ただきました。
(研究)教室で作成されたアストロサイトを段階的に癌遺伝子を導入することで
GradeI, II, III, IVに相当する脳腫瘍細胞株を用いて、世界でも北大の先端生
命研究所でしか測定できない種類も含む糖鎖を網羅的に解析した研究成果を発表
しました。大規模 糖鎖プロファイリングの仕事です。将来のバイオマーカー候
補が埋もれているかもしれません。異なる立場の先生がみると、何か新しいこと
が浮き上 がってくるのかもしれません。ご興味のある方、アイディアのある方
がいらっしゃればご連絡ください。
(今後の予定)
①日本脳腫瘍病理学会:5月末に高松であります。
②東京脳腫瘍研究会in札幌:6月27日土曜日の午後には、長嶋先生がおよそ
30年前に東京で創設された東 京脳腫 瘍病理研究会が札幌開催となります。こ
の日は病理の標本交見会、脳外科治療研 究会などと完全に時間が重なっていま
すが参加できる皆様のお越 しをお待ちしています。
③ビ リー先生らのミニ講演会 と懇親会:8月22日土曜日には夕方4時ごろ開
始。ビリー・ホール先生と長嶋先生の collaborationがはじまってから40年。節
目のイベントです。同門の先生方にも広くご案内の予定ですがまずはご一報させ
ていただきます。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年4月 ◇◆ vol.1
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こんにちは。田中です。
この春から北大第2病理同門会の皆様、教室関係者、学生さんと教室の結びつき
を深めるために「2病メルマガ」を毎月、月はじめに配信しようと思います。
教室の出来事、人の動き、研究発表など研究・教育・病理に関する情報です。
人の動き:3月には、整形外科から研究に来ていた三浪友輔先生と、泌尿器科の
松本隆児先生が無事に学位をとりました。2人ともCancer Scienceに論文を出しました。
また、技術員の遠藤明子さんが退職しました。2年間お疲れ様でした。
今年度は、新人が5名入りました。まず博士課程2年目(CLARCコース)として、谷川聖
先生が初期研修を終えて入ります。社会人として北海 道循環器病 院より、小西崇夫先生
が入学しました。また手稲渓仁会病院の大森優子先生は、 博士3年目として再入学です。
手稲に引き続き勤務しますので、手稲渓仁会 病理科は 北大大学院医学研究科の臨床連携
講座になっていただき、篠原敏也先 生には北大 医学部の客員准教授に就任いただきました。
修士過程には保健学科から岡森優唯さんが入学しました。臨床からは、安川真一郎先生が
耳鼻科から加わっていま す。
教育:これまで病理学の系統講義は10月から開始でしたが、3年生の4月から
開始と半年早まりました。長年秋の講義に慣れていたので体調を合わせていかな
ければなりません。
研究:月末に病理学会が名古屋であり8題発表予定です。医学部4年生の中島君、杢さん、
志藤さんが日頃の研究の成果を学生ポスターで発表しま す。
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